高ドッキョウ

高ドッキョウ

高ドッキョウは、静岡県静岡市清水区と山梨県南巨摩郡南部町の境界に位置する標高1134メートルの山です。別名、高ドッキョーとも呼ばれ、山梨百名山の一峰として知られています。

概要

静岡県の東部を流れる興津川と、山梨県から南下する富士川という二つの水系に挟まれた場所に、高ドッキョウはあります。静岡県と山梨県を分ける稜線の一角を担っており、その山名は、地形的な特徴である「突起（トッキ、ドッケ）」に由来すると考えられています。

登山道は、急斜面や岩場など難所が多く、標高の割には手応えのある登山が楽しめることで知られています。公共交通機関の便があまり良くないため、特に東京などの遠方からの日帰り登山は難しいとされていますが、山頂からの眺めは格別で、雄大な富士[[山]]や周辺の山々の美しい景色を一望できます。

アクセス

高ドッキョウへの主なアクセスルートは以下の通りです。

興津駅からのルート1
興津駅 →（バス約60分）→ 大平バス停
大平バス停 →（徒歩約60分）→ 徳間峠入口
徳間峠入口 →（徒歩約60分）→ 徳間峠
徳間峠 →（徒歩約120分）→ 高ドッキョウ山頂
興津駅からのルート2
興津駅 →（バス・但沼車庫乗換え約50分）→ 板井沢バス停
板井沢バス停 →（徒歩約35分）→ 樽峠登山口
樽峠登山口 →（徒歩約50分）→ 樽峠
樽峠 →（徒歩約53分）→ 清水方面展望所
清水方面展望所 →（徒歩約39分）→ 高ドッキョウ山頂

これらの所要時間はあくまで目安であり、休憩時間などは含まれていません。登山計画を立てる際には、時間に余裕を持った計画を推奨します。

注意点

高ドッキョウの登山道は、場所によっては道幅が狭く、足場が悪い箇所もあります。また、急な斜面が続くため、登山経験者でも注意が必要です。天候が変わりやすい山であるため、事前に天気予報を確認し、適切な装備を準備することが大切です。

まとめ

高ドッキョウは、手軽に登れる山ではありませんが、その分、山頂からの眺めは感動的です。体力に自信のある方は、ぜひ挑戦してみてください。ただし、無理な登山は避け、安全第一で楽しむようにしましょう。

参考文献

山と渓谷社 2000年12月 『アルペンガイド13 駿遠・伊豆の山』（真辺征一郎・平口喜朗・福田民雄）pp.98-100

外部リンク

* 「高ドッキョウ」ヤマケイオンライン（山と渓谷社）

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