高信二

高信二のプロフィール

高信二（こう しんじ、1967年4月16日生まれ）は、福岡県北九州市の八幡東区出身の元プロ野球選手であり、現在は野球指導者として活動しています。主に内野手として知られ、広島東洋カープに所属しました。彼は、選手としてのキャリアを経て、2021年から再び二軍監督に就任し、指導者としての道を歩んでいます。

経歴

高信二は中学校時代に野球を始め、その後、東筑高校に進学。1985年の春のセンバツに出場し、初戦で天理高校に敗れるも、高校通算10本塁打を記録しました。また、同級生には桧山泰浩がいます。

1985年のプロ野球ドラフトで広島東洋カープから2位指名を受けて入団しました。1988年には一軍初出場を果たし、その後は守備の名手として知られるようになります。1991年10月13日の阪神タイガース戦ではスタメンに名を連ね、サードを守りました。彼の打撃は非力であり、通算本塁打はわずか3本ですが、初本塁打は佐々木主浩から放ったものでした。代打や守備固めとしてチームに貢献し、1998年に現役を引退するまで頑張り続けました。

引退後はチームスタッフを経て二軍コーチに就任し、2003年には一軍内野守備走塁コーチに昇格。その後、2011年に監督の采配を支える一軍野手チーフコーチに任命され、時折監督代行も務めました。2015年には二軍監督に就任し、2016年から一軍ヘッドコーチとして活躍しました。彼の指導の下、カープは2016年から2018年にかけてリーグ三連覇を果たしました。

人物

高信二は独特の人柄を持ち合わせており、週刊ベースボールのインタビューでは、バレンタインデーに関する質問に対し、「特に欲しいものはない」と答えたことが印象的です。また、小学生時代から続けていた珠算では2段の段位を保持しており、選手時代のクイズ番組での暗算問題に答え、自信を持って正解を導いた逸話があります。

彼は選手時代から仲間に愛されており、引退試合を迎えた際には多くのファンが球場に詰めかけました。引退後も部下たちからは「高ヘッドが一番怖い」との声が上がるなど、その指導力は高く評価されています。

成績と記録

高信二のプロ入り後の成功は、個々の記録にも表れており、初出場は1988年4月17日、対ヤクルトスワローズ戦でのことでした。この試合では、打席に立った際に初安打も記録しました。彼のキャリアの中での初本塁打は1992年に達成し、これまでの成績を飾るシーンとなりました。

高信二の背番号は、プロ入りから引退まで変遷があり、特にカープでのキャリアを通じて多くのファンに愛されてきました。彼の存在は広島カープにとって、今もなお大きな影響を与え続けています。

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