高宮 (松本市)

長野県松本市高宮地区について

高宮（たかみや）は、長野県松本市の市街地南部に位置する地区で、高宮北、高宮東、高宮中、高宮南、高宮西の5つの住居表示実施地区から構成されています。国道19号沿いには郊外型の大型店舗が多数存在し、休日には多くの買い物客で賑わうエリアです。

歴史

江戸時代初期の寛永年間まで、高宮一帯は未開の地でした。寛永年間になると、北隣の鎌田村の人々によって開墾され、高宮新田村が形成されました。南北に伸びる道（現在の国道19号）を中心に、人家から墓の位置まで計画的に集落が作られたのが特徴です。高度経済成長期には、国道19号のバイパスが建設されたことにより、郊外型大型店の出店が相次ぎ、現在の発展へと繋がっています。

高宮北

高宮北（たかみやきた）は、松本市街地の南に位置する単独町名で、住居表示が実施されています。国道19号沿いには、自動車関連の店舗を中心に、様々な郊外型専門店が立ち並んでいます。幹線道路から一歩入ると閑静な住宅街が広がっています。

歴史: 1985年（昭和60年）2月12日に住居表示が実施されました。

高宮東

高宮東（たかみやひがし）も、松本市街地の南に位置する単独町名で、住居表示が実施されています。国道19号沿いには、飲食店を含む郊外型専門店が多く、中規模のビルも建ち並び、都市部と郊外の中間のような雰囲気を醸し出しています。

歴史: 1985年（昭和60年）2月12日に住居表示が実施されました。

高宮中

高宮中（たかみやなか）は、松本市街地の南に位置する単独町名で、住居表示が実施されています。国道19号沿いには、イトーヨーカドー（駐車場のみが所在）や郊外型専門店が並んでいます。国道19号の東側には、以前は工場が多かったものの、現在はイトーヨーカドーが立地しています。幹線道路から離れると住宅街が広がっています。

歴史: 1979年（昭和54年）7月1日に住居表示が実施されました。

施設:
イトーヨーカドー南松本店
松本シネマライツ8（映画館）

高宮南

高宮南（たかみやみなみ）は、松本市街地の南に位置する単独町名で、住居表示が実施されています。空港通り（長野県道296号松本空港線）沿いには、コンビニエンスストアや小規模な店舗が点在しています。

歴史: 1979年（昭和54年）7月1日に住居表示が実施されました。

施設:
松本高宮郵便局
松本警察署高宮交番

高宮西

高宮西（たかみにし）は、松本市街地の南に位置する単独町名で、住居表示が実施されています。地区の大部分は陸上自衛隊松本駐屯地が占めていますが、空港通り沿いには専門店も見られます。

歴史: 1980年（昭和55年）9月1日に住居表示が実施されました。

施設:
陸上自衛隊松本駐屯地
ウエルシア薬局松本高宮西店

交通

高宮地区の中央には国道19号が通っており、交通の要所となっています。高宮交差点（旧・高宮交番前交差点）では、国道19号とやまびこ道路が交差しています。国道19号は、松本市内で最も渋滞が深刻な道路の一つであり、平日昼間でも流れが滞ることがあります。現在、道路の拡張工事が計画されており、北側では用地買収が開始されています。

公共交通機関としては、アルピコ交通の空港・今井線が運行しており、路線バスが利用可能です。鉄道では、JR東日本篠ノ井線の南松本駅が最寄り駅となりますが、空港・今井線を利用した場合は松本駅が便利です。

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