高政

株式会社髙政の概要

株式会社髙政（たかまさ）は、宮城県牡鹿郡女川町に本社を置く水産加工品メーカーです。この会社は、揚げかまぼこを中心とした魚肉練り製品の製造と販売を行っています。また、電源立地地域に位置しており、製造工場ではオール電化が導入されています。地域貢献にも力を入れており、日本フットボールリーグのコバルトーレ女川のオフィシャルスポンサーとして、クラブが創設された当初からユニフォームの胸部分に自社のロゴを掲示しています。さらに、ももいろクローバーZの2013年の宮城公演においては冠スポンサーを務めました。

沿革

髙政は1937年に創業されました。創業者の高橋政助氏により、石巻市沢田で鮮魚販売業としてスタートしました。1945年には女川町鷲神浜で鰹節の製造を始め、1971年にはすり身の製造に乗り出しました。

1973年12月には資本金500万円で株式会社に改組し、1981年には工場を女川町浦宿浜に移転しました。1994年には笹かまぼこなどの魚肉練り製品の製造も開始。 2011年3月に発生した東日本大震災では、新工場が高台に位置していたため津波の被害を受けず、冷えたかまぼこを翌日には避難所へ届け、9日後からは熱々の揚げかまぼこを提供するなど、地域の支援に尽力しました。9月には万石工場と女川本店「万石の里」が完成し、旧工場エリアは被災した水産企業に貸し出されました。2017年には平成年29年度の農林水産祭で天皇杯を授与されるなど、業界での評価も高まりました。

主な製品

髙政の主な製品としては、以下のものがあります。

• - あげかま（揚げかまぼこ）：外はカリッと、中はフワッとした食感が特徴の揚げかまぼこです。
• - 笹かまぼこ：たけのこの葉をモチーフにした形で、プニプニとした食感が楽しめます。
• - 蒸しかまぼこ：蒸し上げたことで、よりしっとりとした味わいを実現しています。

工場

髙政は2つの工場を持ち、それぞれの役割が異なります。

• - 本社工場（旧浦宿工場）：宮城県牡鹿郡女川町浦宿浜に位置し、主に魚肉すり身の製造を専門としています。
• - 万石工場：こちらも牡鹿郡女川町浦宿浜に位置し、2011年に稼働を開始した新しい工場です。主に魚肉練り製品の製造と販売を行っています。

髙政は地域密着型の企業として、品質の高い製品を提供しつつ、地域の発展にも貢献し続けています。

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