高松卓矢

高松卓矢（たかまつ たくや）

高松卓矢は1988年1月8日生まれ、元プロバレーボール選手として知られています。大分県出身で、多くの人々に愛される選手として活躍し、現在は引退しています。彼の経歴や資質は注目に値します。

来歴

高松は小学3年生の時に両親の影響でバレーボールを始めました。大分県立別府鶴見丘高等学校を経て、日本体育大学に進学。大学ではインカレにおいて2度の優勝を果たし、さらには世界ジュニア代表としても活動しました。2009年には豊田合成トレフェルサ（後のウルフドッグス名古屋）の内定選手となり、2010年から本格的にプロのキャリアをスタートさせました。

2013年には全日本男子チームに選出され、その後も力強いプレースタイルでチームを牽引しました。特に2015年のVリーグ・サマーフェスティバルでは、マッチョコンテストで初代筋肉王に選ばれ、その存在感を示しました。2015-16シーズンにはチームの初優勝に貢献し、活躍の幅を広げていきました。

2020年には大分三好ヴァイセアドラーに1シーズンの期限付き移籍をし、地元に恩返しをするためのプレーを決意しました。そのシーズン中、2020年11月7日にはジェイテクトSTINGS戦に出場し、通算230試合出場を達成。それにより「Vリーグ栄誉賞」を受賞することが決定しました。しかし、シーズン途中でコンディション不良に見舞われ、そのままチームを離れ、自主トレーニングに専念することになりました。結局、2021年4月8日に現役引退を表明したのです。

人物

高松の個性は、彼の試合中の高い声に表れています。練習試合で逆転勝利を収めるきっかけとなったのも、彼の声の力でした。コーチはその際、「高松が雰囲気を変えてくれた」と評価し、彼のチームへの貢献を称賛したのです。選手としては、初めて「天才」と呼ばれた瞬間が彼の自信に余計な意味を持ちました。

また、ファンからは「まつりさん」や「たかまつり」と呼ばれることもあり、親しみを感じさせる人柄が魅力です。さらに、SNSを通じてVリーグを盛り上げるための情報発信を行い、オールスターゲームでは主催者としての役割を果たしました。

彼のバレーボール人生は、大学4年間だけで終わるものと悩んでいた時に豊田合成トレフェルサのスタッフからスカウトされたことがきっかけで続きました。彼はVリーグ全体のビジネス化に向けた方向性についても積極的に意見を述べ、変化していない部分に対する指摘を行っています。

球歴・受賞歴

球歴

• - 日本代表：2013年、2017年、2018年

受賞歴

• - 2015/16 V・プレミアリーグ ベスト6賞
• - 2017/18 V・プレミアリーグ 敢闘賞
• - 2020-21 V.LEAGUE DIVISION1 Vリーグ栄誉賞（10シーズン以上、230試合以上出場）

所属チーム

• - 境川小バレー
• - 別府市立中部中学校
• - 大分県立別府鶴見丘高等学校
• - 日本体育大学
• - 豊田合成トレフェルサ / ウルフドッグス名古屋（2010-2021年） #12
• - 大分三好ヴァイセアドラー（レンタル：2020-2021年） #15

高松卓矢はその独自のスタイルや人間性、さらにはスポーツへの情熱によって、多くのバレーボールファンから支持される存在でした。彼のキャリアは、大分に戻りプレーするという形でその使命を全うしました。

もう一度検索