高松市立多肥小学校

高松市立多肥小学校

高松市立多肥小学校は、香川県高松市多肥上町に位置する公立の小学校です。当校は高松市の中部にあり、多肥地区に属しています。近年、児童数が増加し、香川県内の公立小学校の中で最も多くの生徒が在籍しているマンモス校です。

概要

2022年度のデータによると、多肥小学校には1,251人の児童が在籍しており、愛称は「多肥っ子」と呼ばれています。この学校は、普通教室34教室、特別教室8教室を有し、校舎の総面積は6,898平方メートル、体育館の面積は863平方メートルに及んでいます。また、当校では制服が恒常的に必要とされます。

歴史

多肥小学校の歴史は1892年にさかのぼります。この年、多肥村立多肥尋常小学校として設立され、1936年には高等科が設置されました。1941年には名称が多肥村立多肥国民学校に改称され、1947年に再び多肥村立多肥小学校となり、1956年には高松市立多肥小学校と名を変えました。

1971年にはプールが完成し、2004年には市内の全小中学校が3学期制から2学期制へと移行しました。しかし、2013年度には再び3学期制に戻りました。

特筆すべきは、児童数が過去数年間で急増している点です。2003年度以降、児童数は増加の一途を辿り、特に2005年度以降は急激に増加しました。2013年度には児童数が1,000人を超え、2020年度には香川県で最も多い人数の公立小学校としての地位を確立しています。

教育目標

多肥小学校では「自ら考え 心豊かに ともに生きる子どもの育成」を教育目標として掲げています。具体的には、自分をみがく子、人とかかわる子、未来をひらく子の育成を目指しています。これにより、個々の成長を促す教育環境を整えています。

通学区域

通学区域は高松市多肥地区のほぼ全域に及び、林地区の一部も含まれています。このため、地域の多くの子どもたちが当校に通っています。

進学先

多肥小学校の卒業生は高松市立龍雲中学校への進学が一般的です。また、学校周辺には香川県高松南警察署や多肥出張所、消防署などの公的施設も多く、地域に根ざした教育が行われています。さらに、近隣には香川県立高松桜井高等学校もあり、教育の継続性が保たれています。

アクセス

多肥小学校へのアクセスは、ことでん琴平線の太田駅から徒歩約16分（1.3km）で、またはことでんバスを利用することで、便利に通学可能です。

高松市立多肥小学校は、教育の質の向上に努め、地域社会との連携を重視しています。多くの生徒が在籍する中で、いかに個々のニーズに応じた教育を行うかが課題となっていますが、地域に愛される学校として今後も成長を続けていくことでしょう。

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