高橋敬緯子

高橋敬緯子（たかはし けいこ、1934年6月22日 - ）は、日本のファッションモデルであり、1955年のミス・ユニバース・ジャパンとして知られています。彼女は同年7月にカリフォルニア州ロングビーチで開催されたミス・ユニバース1955（第4回世界大会）に出場し、見事第5位に入賞しました。

ミス・ユニバースへの道

1955年、20歳の時に東京代表としてミス・ユニバース・ジャパンに応募し、その美貌と才能で見事優勝。日本代表として世界大会に出場する権利を獲得しました。当時の彼女の体重は54キロ、スリーサイズは85-56-86と伝えられています。

写真家・林忠彦は、この日本代表選考会の様子を撮影し、「バヤリース・フオトコンテスト」に組写真「日本代表誕生」として応募。一等入選を果たしました。その特典として、高橋敬緯子と共に渡米し、ミス・ユニバースの取材や全米各地の風景を写真に収めました。

世界の舞台へ

1955年7月、カリフォルニア州ロングビーチで行われたミス・ユニバース1955に出場。166センチ、55キロのプロポーション（86-64-89）で、世界の強豪ひしめく中、第5位という輝かしい成績を収めました。

その後

1956年11月28日には、馬場祥江らと共に大阪市中央区道頓堀の文楽座でネッカチーフのショーに出演。1956年12月には、弘前市でのイベントに招待され、その足で喫茶店「万茶ン」に立ち寄ったという記録が残っています。そこで「店主の祖母の弟にはロサンゼルスで世話になった」と語り、周囲を驚かせました。

その後、2年ほどNDKに所属し、ファッションモデルとして活動。1957年5月には、第一物産（後の三井物産）社員・辻暎一郎と結婚しました。1959年当時、夫と共に東京都内の公団住宅に住んでいたことが分かっています。1974年時点では14歳の娘がおり、家族3人でニューヨークに居住していました。

夫は後に三井物産の常務となり、2015年に86歳で亡くなりました。高橋敬緯子は告別式で喪主を務めました。

高橋敬緯子は、ミス・ユニバースとしての華やかな経歴だけでなく、その後の家庭生活も大切にした女性でした。

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