高水高等学校・付属中学校

高水高等学校・付属中学校

高水高等学校・付属中学校（たかみずこうとうがっこう・ふぞくちゅうがっこう）は、山口県岩国市尾津町に位置する私立の中高一貫教育機関です。この学校は、学校法人高水学園によって運営されており、地域の教育界において長い歴史と高い評判を誇ります。

概要

この学校は、特に中高一貫校として有名であり、付属の中学校から進学する生徒は、6年間にわたって普通科のクラスで学ぶことができます。また、高校からの入学も可能ですが、6年制普通科クラスに所属するためには、付属中学校からの内部進学が推奨されます。校舎は岩国短期大学と同じ敷地内にあり、学習環境としても充実しています。

沿革

高水高等学校の歴史は1873年にまでさかのぼります。当初は宍戸藩校の侍講であった宮川視明が、熊毛郡元高水村に私塾「磨鍼塾」を設立したことから始まります。しかし、1880年に視明が他界すると、その後継者が不在となり、一時的に教育活動は中断します。1898年には彼の門弟と篤学者たちが「高水村塾」を設立し、儒教の精神に基づく教育が再開されました。

1898年4月10日にこの塾は正式に創立され、その後、1923年には財団法人としての「山口県高水中学校」が設立されます。その後、1948年には現行の高水高等学校に移行し、併設される中学校は今の付属中学校と改名されました。その後、1954年に岩国市に移転し、1959年には現在の校名に変更されました。さらに、1971年には敷地内に岩国短期大学が設立され、教育のさらなる充実が図られました。

学科とカリキュラム

高水高等学校では、一般的な普通科のほかに特別進学コースや進学コース、そして六年制普通科が設置されています。これにより、様々な進路希望に対応した教育を提供しています。

歴代の校長

これまでに多くの校長がこの学校を導いてきました。初代は川村道篤氏で、その後、江田保氏、伊東法住氏と続き、教育界の発展に寄与しています。また、中学校の校長も数名の優れた人物によって運営されています。歴代の校長は教育に対する情熱をもって、学校の発展に尽力してきました。

交通アクセス

高水高等学校・付属中学校は、アクセスも良好です。最寄りのJR南岩国駅からは徒歩約5分、また岩国市営バスの「高水学園前」停留所からは徒歩約3分の距離に位置しています。

主な出身者

この学校からは、多くの著名人が輩出されています。漫画家の弘兼憲史氏や東京海上ホールディングス社長の隅修三氏、元長距離走選手の嶋原清子氏など、多彩な分野で活躍する卒業生がいます。教育の成果として、彼らはそれぞれの専門分野で大きな影響を及ぼしています。

高水高等学校・付属中学校は、その伝統と歴史を背景に、今後も地域における教育の中心的役割を果たしていくことでしょう。

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