高瀬駅 (香川県)

高瀬駅

高瀬駅（たかせえき）は、香川県三豊市高瀬町新名に位置する、四国旅客鉄道（JR四国）予讃線の駅です。駅番号はY16で、駅表示パネルには「茶畑が緑に輝く駅」というコメントが記されています。

歴史

高瀬駅は、1913年（大正2年）12月20日に上高瀬駅（かみたかせえき）として開業しました。その後、1959年（昭和34年）に駅舎が改築され、同年10月1日に高瀬駅に改称されました。開業当初は貨物や荷物の取り扱いも行っていましたが、1969年（昭和44年）に荷物の配達取扱が廃止され、1970年（昭和45年）には貨物取扱も廃止されました。さらに1985年（昭和60年）には荷物扱いも廃止されています。1987年（昭和62年）4月1日の国鉄分割民営化により、JR四国に承継されました。2024年（令和6年）3月16日には、終日無人駅となりました。

駅構造

高瀬駅は、島式ホーム1面2線を有する地上駅です。1番線が上下本線（制限速度100km/h）、2番線が上下副本線（一線スルー）として使用されています。通常、交換列車がない場合は、列車種別に関わらず1番線に入線します。ホームから駅舎へは跨線橋で連絡しています。また、かつて貨物を取り扱っていたホームは、現在駐車場として利用されています。2017年6月頃から、駅舎内に洋食を中心とした飲食店が入店し賑わいを見せていましたが、2023年6月に移転のため退店しました。駅には汲み取り式のトイレが設置されています。

高瀬駅では、2020年3月14日から香川県内の観光地アクセス駅に導入されたICOCAなどの交通系ICカードは利用できません。

のりば

1番のりば：予讃線（上り）　多度津・高松方面
2番のりば：予讃線（下り）　観音寺・伊予西条方面

利用状況

近年の一日平均乗車人員は以下の通りです。

（具体的な数値データは省略）

駅周辺

高瀬駅周辺は、三豊市の行政文教地区として整備されています。駅の近くには、三豊市役所をはじめ、公立高校、四国学院大学香川西高校、関連の専門学校などが立地しており、香川県内や愛媛県など県外からの通学利用も多く見られます。

また、さぬきうどん研修施設である全日本麺総合技術研修センターの最寄り駅でもあります。カマタマーレ讃岐の練習施設である緑ヶ丘運動公園サッカー場へのアクセス駅としても機能しており、市営バスで「たかせ天然温泉」へ乗り継ぐことができます。

高瀬駅は、香川県最大の茶の産地である高瀬茶の最寄り駅でもあり、駅表示パネルのコメントにあるように、周囲には茶畑が広がっています。高瀬茶は、その希少価値の高さから「幻の銘茶」とも呼ばれ、水原秋桜子などの歌人にも絶賛されたというエピソードも残されています。

朝夕に停車する特急列車は、三豊市の中南部から高松や岡山方面への通勤・通学に利用されています。また、愛媛方面や三豊市内への通勤・通学の需要もあります。

その他

山形県山形市にあるJR東日本仙山線の高瀬駅と区別するため、高瀬駅の乗車券類には「（讃）高瀬」と表示されます。

隣の駅

四国旅客鉄道（JR四国）
■予讃線
特急「しおかぜ」「いしづち」一部停車駅、特急「モーニングEXP高松」停車駅
■快速「サンポート」・■普通
みの駅 (Y15) - 高瀬駅 (Y16) - 比地大駅 (Y17)

外部リンク

高瀬駅 時刻表 (PDF) - 四国旅客鉄道

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