高田駅 (香川県)

高田駅について

高田駅（たかたえき）は、香川県高松市亀田町にある高松琴平電気鉄道の長尾線の駅です。駅番号はN09で、長尾線の電力供給基地としての役割も担っています。かつては発電機が設置されており、現在も専用の変電所が整備されています。また、IruCaの取り扱いや定期券の窓口も設置されているため、利用者には便利な施設が整っています。

駅の構造

高田駅は、相対式2面2線を持つ地上駅です。この駅では、列車は右側通行（1番線が上り、2番線が下り）で進入します。これは、ことでんの駅においては珍しい規則であり、元高松電気軌道が運営していた数少ない有人駅の一つでもあります。さらに、この駅は途中下車が許可されている駅でもあります。

交通接続

高田駅からは、いくつかのバス路線が運行されています。ことでんバスの「ことでん高田駅」バス停では、大学病院・高松医療センター・高松駅へ向かうルートや、サンメッセ香川・ことでん伏石駅行きのバスが利用可能です。これらのバス路線は、2024年のダイヤ改正に伴い、かつての便数に戻る形で復活しました。また、大川バスの高田バス停や、山田地区の乗合タクシーも利用することができます。

利用状況

高田駅は、かつては瓦町駅を除く長尾線内で最も多くの利用者を誇る駅でした。2001年には1日あたり1,581人が利用していましたが、その後利用者数は減少し、2015年には1,442人にまで落ち込みました。現在は林道駅に利用者数で逆転されています。

駅周辺

駅周辺には、香川大学医学部三木キャンパス（旧香川医科大学）や香川県立高松東高等学校、高松市立前田小学校などの教育機関が点在しています。また、香川県道30号塩江屋島西線や香川県道147号太田上町志度線が近くにあり、交通の便も良好です。

歴史

高田駅は1912年4月30日に高松電気軌道の駅として開業しました。1983年に会社が合併し、高松琴平電気鉄道の長尾線の駅となりました。かつて存在した高松電気軌道の東前田駅は1934年に廃止され、現在の高田駅から510メートルほど離れた場所に設置されていました。

隣接駅

高田駅の隣には、長尾線の西前田駅（N08）と池戸駅（N10）が存在し、それぞれの駅とスムーズに接続されています。

高田駅は、その歴史とともに地域交通の要所としての役割を担い続けています。

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