高見明男

高見明男について

高見明男（たかみあきお）は、1965年5月23日生まれの日本の男性アニメーター、キャラクターデザイナー、イラストレーターです。大阪府で生まれ、高校を卒業後に上京し、アニメーション制作会社の葦プロダクションに入社しました。しばらくの間、フリーランスとして活動した後、XEBECに参加しました。高見は主に作画監督として知られていますが、キャラクターデザインや時には絵コンテ、演出も手がけています。

近年では後輩アニメーターの育成に力を入れ、キャラクターデザインを行う機会は減少しています。特に『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』シリーズでは、第3シリーズのキャラクターデザインを後輩の石原満に譲り、自らは作画監督として活躍しました。業界内で高見は、作画のスピードが非常に速いと評判で、菊田幸一からもその腕前を称賛されています。

2010年からはイラストレーターとしても活動し、より幅広いクリエイティブな表現を追求しています。2015年には『トリアージX』で初めて監督職を担ったことが特筆されます。この作品では、加戸誉夫との共同監督としてキャラクターデザインや総作画監督も手掛けています。2018年にはXEBECの取締役に就任しましたが、その後会社が解散したことにより役職を失っています。現在の活動については明確ではありませんが、映像制作会社「株式会社SUNRISE BEYOND」の作品に名前が載っていることから引き続き業界に関与しています。

主な参加作品

高見明男は数多くのテレビアニメや劇場アニメ、OVAで活躍してきました。1985年には『超獣機神ダンクーガ』で動画チェックを担当し、以降も様々な作品に関与しています。1994年に放送された『マクロス7』や『BLUE SEED』では作画監督を務め、1996年には『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』でキャラクターデザインを担当しました。

近年の作品では、2012年の『宇宙戦艦ヤマト2199』や2015年の『トリアージX』などがあり、2021年には『キングスレイド 意志を継ぐものたち』や2023年の『最果てのパラディン 鉄錆の山の王』など新しい挑戦もしています。

その他の活動

高見は、テレビCMやWebアニメにも関与しており、自身のイラストにおいても注目されています。また、教育的な印刷物やキャラクター関連のプロジェクトにも参加し、その幅広いスキルを活かしています。

高見明男の作品は、キャラクターの魅力を引き出す力強い描写や、独自のスタイルで多くのファンを魅了しています。今後のさらなる活躍に期待が寄せられています。

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