高見澤安珠

高見澤 安珠について

高見澤安珠（たかみざわ あんじゅ、1996年3月6日生まれ）は、かつて資生堂ランニングクラブに所属していた日本の陸上競技選手です。彼女は高校時代は中距離種目を主に取り組みましたが、大学では3000m障害という新たなチャレンジを始めました。特に、彼女の成績としては2016年の日本選手権での大会新記録の達成や、同年のリオデジャネイロオリンピック出場が挙げられます。

幼少期から高校まで

高見澤のスポーツキャリアは小学校から始まりました。紀宝町立神内小学校に在籍していた彼女は、初めてソフトテニスを経験しました。小学校6年生の時に「美し国三重市町対抗駅伝」で紀宝町の代表に選ばれたことが、彼女の陸上競技に対する興味を引くきっかけとなりました。

彼女はその後、紀宝町立矢渕中学校で陸上部に入部し、800mと1500mを中心に活動しました。中学時代には三重県大会での成功を収めましたが、顧問の転任や反抗期の影響で陸上から一時離れたこともありました。しかし、三重県立津商業高等学校に進学する際に新たな指導者と出会い、再び陸上競技に熱中しました。

高校では特に800mでの活躍が目立ち、2012年には県総体で優勝、インターハイで三重県記録を更新しました。残念ながら高校3年の時には怪我に苦しみましたが、進学先として松山大学を選びました。

大学時代の挑戦

2014年に松山大学に入学し、駅伝部に所属した高見澤は、そして3000m障害への転向を決意しました。この新しい種目に最初は戸惑いながらも、彼女は努力を重ね、短期間で成績を向上させました。2015年には日本学生陸上競技選手権大会での優勝を果たし、ジュニア記録を更新する快挙を成し遂げます。

さらに、同年のアジア[[陸上競技選手権大会]]での出場を経て、日本選手権でも優勝を遂げ、リオデジャネイロオリンピックの代表権を手にしました。2016年の日本選手権では大会新記録を樹立し、その瞬間も彼女のスポーツ人生の大きな一歩となりました。

オリンピック本番では、彼女は苦しいレース展開となり記録も思ったようにはいきませんでしたが、次の東京オリンピックへの決意を新たにしました。

競技以外の側面

高見澤は陸上競技以外にも趣味を持ち、ショッピングやカラオケを楽しのも一つの側面です。また、紀宝町の成人式では新成人を代表して誓いを立てるなど、地元とのつながりも大切にしています。特に、初めて参加した美し国三重市町対抗駅伝には、最多で8回連続で出場するなど、地域活動にも情熱を注いでいます。

彼女が憧れる選手は、同じく三重県出身の陸上選手、野口みずきであり、中学時代から彼女に影響を受け続けてきました。将来に向けて、更なる飛躍が期待される高見澤安珠。この物語は、彼女の持つ不屈の精神と成長の証を示すものです。

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