髙本幹也

髙本 幹也

髙本 幹也（たかもと みきや）は、2001年3月15日に大阪府八尾市で生を受けた、日本のラグビーユニオン選手である。現在はジャパンラグビーリーグワンに加盟する東京サントリーサンゴリアスの一員としてプレーしており、主にスタンドオフ（SO）のポジションを務める。身長171センチ、体重80キロの体躯を持つ。兄の海斗氏もまたラグビー選手として活躍しており、現在はJR西日本レイラーズに所属している。

幼少期から高校時代

髙本がラグビーボールに初めて触れたのは、小学1年生の時であった。早くからラグビーに親しみ、その才能を伸ばしていく。高校は大阪桐蔭高校に進学。在学中からその実力は高く評価され、高校日本代表候補にも選出される経験を持つ。特に印象的な活躍を見せたのが、高校3年次に出場した第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会である。チームの中心選手として躍動し、大阪桐蔭高校を見事、全国優勝へと導いた。この花園での栄光は、彼のキャリアにおける大きな一歩となった。

帝京大学での成長

高校卒業後、2019年にラグビー強豪校として知られる帝京大学へと進学する。大学でもスタンドオフとしてチームを牽引する存在となる。4年生を迎えた2022年度には、チームの副将を務める重責を担い、リーダーシップを発揮した。この年の帝京大学ラグビー部は、関東大学ラグビー対抗戦Aグループで全勝優勝を達成し、さらに全国大学ラグビーフットボール選手権大会では、チームを2年連続となる優勝へと導くという快挙を成し遂げた。髙本の活躍は高く評価され、関東ラグビー協会の2022年度プレイヤー・オブ・ザ・イヤーにも選出されるなど、大学ラグビー界におけるその年の最優秀選手の一人として認められた。大学時代の同級生には、現在も共に東京サンゴリアスでプレーする松山千大氏がいる。また、この頃には、若手有望選手が集うジュニア・ジャパンにも選ばれるなど、将来を嘱望される存在として注目を集めた。

プロキャリアと将来

大学での輝かしい実績を引っ提げ、2023年1月には、大学在学中ながらアーリーエントリー制度を利用して、トップリーグの流れを汲むジャパンラグビーリーグワンの強豪、東京サントリーサンゴリアスに加入した。同年3月に帝京大学を卒業し、本格的にプロ選手としてのキャリアをスタートさせる。そして、2023年12月10日に行われたJAPAN RUGBY LEAGUE ONEの第1節、スピアーズ船橋・東京ベイ戦に先発出場し、リーグワン公式戦デビューを飾った。プロ1年目となった2023-24シーズンでは、その卓越したプレーが認められ、見事リーグワン新人賞に輝いた。これは、プロの世界でも即戦力として、そしてリーグを代表する若手プレイヤーとしての地位を確立したことの証明と言える。高校、大学、そしてプロと、ステップアップの度に輝かしい実績を残してきた髙本幹也選手。今後のラグビー人生においても、彼がどのような新たな歴史を刻んでいくのか、大きな期待が寄せられている。

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