髙松康生

髙松康生（たかまつ やすお）は、1928年9月12日に福岡県福岡市で生まれ、2019年9月29日に急性肺炎のため逝去されました。日本の流体工学分野において多大な功績を残した人物であり、九州大学名誉教授の称号を持ちます。

学歴と職歴

福岡県中学修猷館を卒業後、1958年に九州大学大学院を修了しました。1962年には九州大学から工学博士の学位を授与されています。その後、九州大学において助手、講師、助教授を経て、1972年に教授に昇格しました。1988年からは九州大学工学部長を務め、学生数の増加に対応するなど、大学の運営にも尽力しました。

1992年には有明工業高等専門学校の校長に就任し、1998年には久留米工業大学の学長に就任するなど、教育機関の要職を歴任しました。これらの役職を通じて、日本の高等教育の発展に貢献しました。

受賞と栄誉

長年の教育研究における功績が認められ、2001年には勲二等瑞宝章を受章しています。また、逝去後の2019年には正四位を追贈されました。これらの栄誉は、髙松康生の学術分野における貢献と、社会に対する貢献を物語るものです。

研究と指導

髙松康生は、流体工学の研究に情熱を注ぎました。彼の研究は、流体力学の発展に寄与し、多くの研究者に影響を与えました。また、教育者としても優れており、多くの学生を育成しました。指導した学生の中には、古川明徳九州大学名誉教授など、各界で活躍する人材もいます。

人物

髙松康生は、教育者としてだけでなく、人格者としても知られていました。その温厚な人柄と教育への情熱は、多くの人々に尊敬され、慕われました。彼の逝去は、日本の学術界にとって大きな損失であり、その功績は後世に語り継がれるでしょう。

主な略歴

1928年：福岡県福岡市に生まれる。
福岡県中学修猷館卒業
1958年：九州大学大学院修了
1962年：九州大学より工学博士の学位取得
1972年：九州大学教授に昇格
1988年：九州大学工学部長に就任
1992年：有明工業高等専門学校校長に就任
1998年：久留米工業大学学長に就任
2001年：勲二等瑞宝章を受章
2019年：急性肺炎のため死去。正四位を追贈

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