魔神転生

魔神転生シリーズ解説

『魔神転生』は、アトラスが手掛けるシミュレーションRPGシリーズです。『女神転生』シリーズから派生し、独自のゲームシステムと世界観が特徴となっています。スーパーファミコンでの発売を皮切りに、様々なプラットフォームで展開されてきました。

シリーズ概要

魔神転生 (SFC, Windows)

1994年にスーパーファミコンで発売されたシリーズ一作目。ターン制のシミュレーションRPGで、プレイヤーは悪魔召喚プログラムを使って悪魔を使役し、敵と戦います。

ゲームシステム: ターン制のシミュレーションRPG。人間ユニットが倒されると敗北となる。
悪魔: 合体、会話、敵専用の3種類に分類される。会話で仲魔にすることが可能。
仲魔システム: 悪魔と会話することで仲魔にできる。月齢によって会話成功率が変化。
悪魔合体: 悪魔同士を合体させ、新たな悪魔を作り出す。
特技: 特定の悪魔がクラスアップすることで特技を習得。特技は一度使用すると次の満月まで使用できない。
ストーリー: 202X年の東京を舞台に、悪魔召喚プログラムを手に入れた少年が悪魔との戦いに身を投じる。

魔神転生II SPIRAL NEMESIS (SFC, Windows)

1995年に発売されたシリーズ二作目。前作のシステムをベースに、新たな要素が追加されています。

ストーリー: 1995年の東京が舞台。未来から来た男によって悪魔に支配された東京で、主人公が悪魔と戦う組織「パルチザン」の一員として戦う。
ゲームシステム: 味方、敵ともに戦略的拠点があり、そのポイントを制圧することが勝利条件となる。
会話: 全体レベルが適用されるため、自分よりもレベルの高い相手とも会話が可能。
攻撃: 攻撃には相性があり、与えるダメージが変化する。
武器: 銃、弓といった間接攻撃専用の武器が登場。
ルート分岐: 主人公の選択によって5つのルートに分岐。
仲魔: DIOを使える主人公ユニットが増え、ストックできる仲魔の数も増加。
REMIX (悪魔合体): 戦闘マップやREMIX STATIONで悪魔合体が可能。3身合体、精霊合体も追加。

RONDE -輪舞曲- (セガサターン)

1997年にセガサターンで発売されたシリーズ三作目。開発はマルチメディア インテリジェンス トランスファー社が担当。

ストーリー: 2008年、T大学の調査隊が発見したクリスタル像から悪魔モレクが出現。主人公がさらわれた弟を救うために悪魔との戦いに身を投じる。
経験値: EXP（通常の経験値）とTRN（トレーニングポイント）の2種類が存在。
会話: 戦闘での会話コマンドがなくなり、悪魔を倒したときにランダムで発生する。
アルカナ: 前作のエキストラはアルカナと呼ばれる。
仲魔: CONTRACTで特定の種族の仲魔と契約することで、仲魔の持つ魔法を使用できるようになる。
REMIX: ABSORB、INJECT、CLONE／INSTALL、CREATEといった新要素が追加。

携帯電話アプリ版

魔神転生 blind thinker: 『魔神転生』第一作をベースにした外伝。マルチエンディングを採用。
魔神転生 blind thinker II: 前作と同じく『魔神転生』第一作をベースにしている。マルチエンディング。

漫画版

『魔神転生』を原作とした漫画が、『月刊Gファンタジー』と『マル勝スーパーファミコン』で連載されました。

上田信舟版: 『魔神転生 THE TRUE REMEMBRANCE』として『月刊Gファンタジー』で連載。原作とは異なる人物像で描かれている。
冬凪れく版: 『マル勝スーパーファミコン』で連載。

まとめ

『魔神転生』シリーズは、独特な世界観と戦略性の高いゲームシステムで、多くのファンを魅了してきました。派生作品や漫画など、様々な形で展開されており、今後もその魅力は受け継がれていくことでしょう。

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