鮫町

大字鮫町（おおあざさめまち）

大字鮫町は、青森県八戸市に位置する大字です。北と東は太平洋に面しており、風光明媚な海岸線が特徴です。2020年4月30日現在の人口は9,276人、世帯数は4,393世帯となっています。

地理

八戸市の東部に位置し、北・東は太平洋、南は金浜、西は白銀町に隣接しています。海岸沿いにはJR八戸線が走り、鮫、陸奥白浜、種差海岸、大久喜の各駅があります。かつては鮫～陸奥白浜間にプレイピア白浜という臨時駅がありましたが、2012年3月17日に廃止されました。

特に、蕪島はウミネコの繁殖地として知られ、鮫駅の近くに位置しています。また、名勝・種差海岸は、種差海岸駅付近の字棚久保周辺に広がり、美しい自然景観を楽しむことができます。主要地方道八戸階上線がJR八戸線と並走しており、交通の便も比較的良い地域です。

小字

大字鮫町は、さらに細かく小字に分かれています。以下は、2024年2月末時点での情報に基づいた小字の一覧です。

（小字名は省略。詳細なリストは原文を参照してください）

八戸市は、「字館下」を「字館ノ下」の表記揺れとして扱っています。

歴史

明治初期、内国海運が蒸気船の就航とともに発展するにつれて、鮫港は中継港および避難港としての重要性を増しました。1881年（明治41年）には、内務省が八戸港の実測のためにオランダ人技師ローエンホルストムルテンを派遣し、改修計画が作成されました。

1889年（明治22年）4月1日の町村制施行により、三戸郡浜通村の一部と金浜村が合併し、自治体としての鮫村が発足しました。1919年（大正8年）から1932年（昭和7年）にかけては、本格的な防波堤の建設や埋立地の造成が行われました。

1924年（大正13年）11月10日には、国有鉄道の駅として鮫駅が開業しました。1929年（昭和4年）には、三戸郡鮫村が八戸町、小中野町、湊町と合併し、自治体としての鮫村は廃止され、旧鮫村域は八戸市に編入されました。

教育

大字鮫町には、以下の教育機関があります。

八戸市立鮫小学校
八戸市立種差小学校
八戸市立大久喜小学校
八戸市立南浜中学校
八戸市立鮫中学校
青森県立八戸南高等学校（廃校）

関連項目

八戸市の町・字一覧
* 鮫村

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