鳥取県庁舎

鳥取県庁舎について

鳥取県庁舎は、鳥取市東町にある鳥取県の本庁舎であり、広域自治体の行政を担っています。最寄り駅であるJR鳥取駅からは、徒歩で約20分の距離にあります。県庁舎は、周囲には鳥取地方裁判所や県警本部、県立図書館などの施設が位置し、地域の行政の中心地として重要な役割を果たしています。

現在の庁舎の概要

鳥取県庁の現庁舎は、1962年に竣工され、建設にかかった費用は約9億7千万円でした。全体では約23,000平方メートルの延床面積を有し、地上7階、地下1階のL字型の建物として設計されています。その後、1981年には議会棟の別館が追加で建設され、行政機能が一層充実しました。

主要構造

本庁舎

本庁舎は、鉄筋コンクリート造（RC造）で地下1階、地上7階、塔屋3階から構成されており、延床面積は約16,811平方メートルです。2011年に耐震改修が完了し、安全性が高められました。ここには知事室や様々な県庁各部門のオフィスがあり、県の運営に重要な役割を果たしています。

第二庁舎

二つ目の庁舎は、1975年に完成されたSRC造の建物で、地下1階、地上9階の構造を持ちます。延床面積は12,306平方メートルで、監査委員会や教育委員会などが入居しています。2003年に耐震改修工事が実施され、地域の安全が確保されています。

講堂・議会棟

講堂は、地下1階と地上2階からなり、延床面積は1,369平方メートルです。また、議会棟は議会等が開催される重要な施設であり、地下1階、地上3階からなります。これも耐震改修が行われており、現在もその発展が続いています。

議会棟別館

1981年完成のこの別館は、会議室や図書室、そして政党や会派の控室などが設けられた重要な施設です。最近では再利用によって多くの市民活動にも利用されるようになっています。

庭園

本庁舎に隣接する庭園は、庁舎に囲まれた独特の環境で、優れた景観が楽しめます。この庭園の設計は、昭和時代に施工され、石碑は日本画家の貢献によって生まれています。こちらも訪れる人々にとって心安らぐ空間となっています。

警察本部庁舎

鳥取県警察本部庁舎も同じ敷地内に位置しており、地域の治安維持に貢献しています。延床面積は13,488平方メートルで、様々な警察関連部署が集まっています。

歴史

鳥取県庁舎は、1881年に鳥取県が独立して以降、さまざまな場所を経て現在の位置に移転されました。時代とともに建物も増築され、現在に至っています。

アクセス

アクセスは、JR西日本の山陰本線鳥取駅で下車し、国道53号沿いを徒歩で約20分の距離です。また、路線バスも利用可能で、駅前からの直通バスが運行されています。

このように鳥取県庁舎は、地域の行政の中心として重要な施設であり、歴史的にも大きな意義を持つ場所です。

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