鳥居本駅

鳥居本駅について

鳥居本駅（とりいもとえき）は、滋賀県彦根市鳥居本町に位置し、近江鉄道本線（彦根・多賀大社線）の駅です。駅番号はOR03で、多くの利用者に親しまれています。

歴史

この駅は1931年3月15日に開業されました。近江鉄道が米原駅から彦根駅間を開通させた際に設立され、1944年に八日市鉄道を吸収合併したことで、本線に組み込まれました。1988年には貨物取扱を廃止し、2013年には駅舎が登録有形文化財に指定されました。

駅構造

鳥居本駅は、島式ホームを1面2線持つ地上駅で、無人駅です。2005年3月に無人化される以前は有人駅でしたが、現在は駅舎とホームは構内踏切で結ばれています。駅舎は開業時から使用されているもので、特徴的な腰折れ屋根を持つ洋風建築です。また、2013年に文化財として登録されたことにより、その歴史的価値が認められています。

かつては駅舎の米原方に、接する形で別の建物が存在しました。

のりば

駅ののりば番号は案内上割り当てられていませんが、運行されている本線の列車が停車します。

周辺情報

駅の東側には国道8号が通り、その先には旧中山道が続いています。この旧街道沿いには民家が立ち並び、近隣には養護学校などもあります。駅の西側には美しい田園風景が広がっており、近江鉄道本線と東海道新幹線の間には太陽光発電所も設置されています。また、運送業の事務所も位置しています。周辺には、以下のような施設があります：

• - 彦根市役所鳥居本出張所
• - 彦根市立鳥居本小学校・中学校
• - 滋賀県立鳥居本養護学校
• - サンライズ出版
• - 有川製薬（赤玉神教丸）

交通手段

駅前の国道8号には、デマンドタクシー路線が運行しており、周辺へのアクセスが便利です。具体的には、「愛のりタクシーとりいもと」のサービスが利用されています。

記録的なイベント

特筆すべきは、2007年3月23日から31日にかけて行われたコンサートです。彦根市のピアノ教師、寺村邦子の企画により、2300人以上が参加したこのイベントは、国宝・彦根城築城400年祭にちなんだもので、184時間連続演奏するというギネス記録を達成しました。これは2001年にカナダで達成された181時間の記録を上回るものであり、参加者の熱気が伝わります。

隣接駅

近江鉄道本線には、隣接する駅としてフジテック前駅（OR02）や彦根駅（OR04）があります。これにより、地域内での移動が容易になっています。

鳥居本駅は、滋賀県内でも歴史や文化的な側面から魅力的なスポットとして、多くの人々に利用されています。

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