鳴門競艇場

鳴門競艇場について

鳴門競艇場（なるときょうていじょう）は、徳島県鳴門市に位置する競艇場であり、通称は「BOAT RACE鳴門」です。この競艇場は、鳴門市や松茂町といった地域が共同で運営しており、数々の国内競艇の名選手が活躍しています。施設自体は比較的小規模ですが、全国的に有名な選手たちを数多く抱えているという特色があります。

歴史と重要なイベント

鳴門競艇場では、SG級レースの開催がこれまでのところ一度しか行われたことがありません。これは、SGの前身とされる全国地区対抗競走が鳴門競艇場で実施された際のことです。近年では、2009年に競艇名人戦競走が初めて全国発売レースとして行われ、さらに2016年にはSGオーシャンカップが開催されました。鳴門競艇場の大型映像装置は、ボートレース住之江に次いで大きく、観客に迫力あるレース映像を楽しませています。

競艇場内には、ボートレースチケットショップが土佐、美馬、吉野川などに設置されており、これらの場所でもレースが楽しめます。特に、エディウィン鳴門という外向発売所は場内にあり、観客に便利なサービスを提供しています。

レース実況とマスコットキャラクター

鳴門競艇場では、2010年から大型吸気サイレンサー付きのモーターを使用しており、レースのスムーズな進行を支えています。また、実況は2023年に桃井雄也が引退した後、梶西達や小林習之などが担当しています。さらに、こちらの競艇場のマスコットキャラクターは、鯛をモチーフにした「なるちゃん」で、地域との親しみを深めています。

水面の特性とコースレイアウト

鳴門競艇場の特異な点は、その競走水面が海水であることです。このため、潮流の影響を強く受け、比較的狭い水面ではありますが、流れが速いために選手にとっては厳しいレース条件となります。特に、インコースの勝率が全国平均よりもかなり低く、アウトコースからの差しや捲りなどが多く見られるのが特徴です。

主要開催競走

本場の主要な競走には、周年記念の「大渦大賞」や女子リーグ戦の「渦の女王決定戦」があり、正月には松竹杯やゴールデンウィークには会長杯、お盆期間中には渦王杯が行われます。また、企画レースとして「ドーンと勝負!鳴門の3段ロケットレース!!」なども展開されています。

アクセス情報

鳴門駅や徳島駅からは無料送迎バスが運行されており、特に鳴門駅からはわずか5分でアクセスすることが可能です。また、関西方面からは高速バスを利用し、鳴門バス停で下車後、徒歩10分で到着することができます。このように、アクセスも便利な鳴門競艇場は、地元の人々だけでなく、広域郵便局からの観客をも惹きつける魅力があります。

この競艇場は地域の特徴を生かしながら、豊かな競艇文化を育んでおり、訪れる者に多くの興奮と楽しみを提供し続けています。

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