鳴門駅

鳴門駅について

鳴門駅（なるとえき）は、徳島県鳴門市撫養町小桑島前浜に位置する四国旅客鉄道（JR四国）の駅です。この駅は鳴門線の終着駅であり、駅番号はN10が付与されています。駅の表示パネルには「うず潮と鳴門金時芋の駅」と記されており、地域の特産品や観光スポットを象徴しています。

駅の歴史

鳴門駅の歴史は1928年1月18日にさかのぼります。当初は阿波鉄道の撫養駅（2代目）として開業し、位置は現在の駅から約0.2 km東にありました。その後、1933年に国有化され、1948年に現在の「鳴門駅」という名称に改称されました。1970年には現所在地に移転し、現在の駅舎が建設されました。

1983年の10月からは、自動券売機の設置がなされ、近距離乗車券や急行券の販売が可能となりました。 ランの営業は1984年に廃止され、1987年には国鉄分割民営化の影響で、四国旅客鉄道の駅として生まれ変わりました。

近年では、2010年に県内の他の駅と同様に駅長を廃止し、徳島駅の管理下に置かれました。さらに、2019年には駅舎の耐震工事が行われトイレが一時閉鎖されました。

駅構造

鳴門駅は、島式ホーム1面2線を持つ地上駅です。以前は留置線もありましたが、現在は駐輪場として利用されています。ただし、駅の構造上、東側の出入口しかありませんが、北側には通路が設置されており、西側にもアクセス可能です。

駅舎はシンプルなコンクリート造の平屋建てで、過去には「ワーププラザ」という旅行センターが存在しましたが、現在は観光案内所として利用されています。かつて営業していたキヨスクは、2011年に閉店しました。

駅の利便性

鳴門駅とその周辺は、高速バスや地域バスのハブともなっています。駅前には「鳴門駅前」バス停があり、複数の路線が発着します。また、高速バスは淡路交通が運営する淡路・徳島線などが利用可能です。これにより、地域住民や観光客の移動に便利な交通手段を提供しています。

また、駅の利用状況を見ると、近年の平均乗車人員には若干の変動が見られるものの、地域の重要な交通拠点としての役割を果たしています。

まとめ

鳴門駅は、その歴史とともに地域に根ざした重要な駅であり、観光や日常の交通に欠かせない存在です。駅の周辺には観光スポットもあるため、訪れる人々にとって、快適な旅の出発点となっています。地域の発展とともに、鳴門駅も引き続き重要な役割を担っていくでしょう。

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