鵜久森淳志

鵜久森 淳志（うぐもり あつし）

概要

鵜久森淳志は1987年2月1日生まれ、愛媛県松山市出身の元プロ野球選手です。ポジションは外野手及び内野手で、右投右打の選手でした。彼はプロ野球選手として長い活躍を見せた後、現役を引退し、ソニー生命の営業職に転身しました。

プロ入り前

鵜久森は小学4年生の時、野球を始めました。中学校では松山クラブに所属し、その頃は主に投手としてプレーしていました。しかし、済美高校に進学すると外野手に転向し、3年生の時には「4番・左翼手」として春夏連続で全国大会に出場します。特に春の選抜大会では優勝、夏の全国選手権では準優勝に貢献しました。在学中に通算47本塁打を記録し、プロ野球選手への道を切り開きました。

高校卒業後、2004年度ドラフトでは北海道日本ハムファイターズから8巡目で指名を受け、契約金3500万円、年俸480万円で入団しました。

日本ハム時代

入団後はイースタン・リーグでの活動に力を入れ、特に2007年には88試合で打率.286、10本塁打を達成し、好成績を収めます。2008年には一軍に昇格し、11試合に出場。続く2009年にはイースタン・リーグで20本塁打を記録しつつも、一軍出場のチャンスには恵まれませんでした。

2010年には一軍でのヒーローインタビューも経験し、その後、故障により二軍落ちしてしまいましたが、2011年には念願の一軍開幕メンバー入りを果たします。2012年にはイースタン・リーグ本塁打王を獲得したり、一軍でも活躍を見せるなど、成長を遂げていきました。

ヤクルト時代

2015年、戦力外通告を受けた後、合同トライアウトを経て東京ヤクルトスワローズに加入。2016年から2018年にかけては一軍での活躍を果たし、特に2017年には開幕カードでサヨナラ満塁本塁打を放つなど注目されました。この頃の彼のプレースタイルは代打中心でしたが、しっかりと力強い打撃を見せました。

現役引退後

引退後はソニー生命で営業職に転職。現役時代のトライアウトをきっかけに、同社の関係者と接点を持つことができたといいます。また、野球に関するトークショーやYouTubeチャンネルへの出演も活発に行い、ファンとの関係を築いています。2021年には学生野球資格回復研修を受講し、指導者としての道も邁進しています。

人物

愛称は「ウグ」。済美高校時代の監督からもその努力が評価され、成長の象徴でもありました。また、妻との関係は評価されており、私生活でも多くの支えを受けているようです。

鵜久森淳志の軌跡は彼の努力と周囲の人々への感謝の念で彩られた、感動的な物語と言えます。

もう一度検索