鵜殿石仏群

鵜殿石仏群：歴史と信仰が刻まれた磨崖仏

佐賀県唐津市相知町天徳に位置する鵜殿石仏群は、佐賀県指定史跡としてその名を刻んでいます。この石仏群は、大同元年（806年）に刻まれたと伝えられ、十一面観音を中心に、持国天、多聞天、不動明王など、密教の色彩が色濃く反映された仏像が岩壁に彫られています。

鵜殿石仏群の概要

鵜殿石仏群は、相知町鵜殿窟と呼ばれる断層岩壁に彫られた磨崖仏群です。かつてこの地には平等寺という寺院が建立されていましたが、残念ながら焼失し、現在ではその面影を石壁に残すのみとなっています。

石仏群を構成する仏像は、それぞれが深い信仰と芸術性を物語っています。特に十一面観音は、その優美な姿で訪れる人々を魅了し、持国天や多聞天はその力強い姿で邪悪なものから守護するとされています。また、不動明王の像は、困難を打ち破り、信仰者を導く象徴として崇められています。

アクセス

鵜殿石仏群へのアクセスは、公共交通機関、自動車のいずれも利用可能です。

公共交通機関
JR唐津線相知駅から徒歩20分
JR唐津線相知駅から昭和バス唐津行きに乗車し、バス停末広町で下車後、徒歩10分
JR唐津線相知駅からタクシーで5分

自動車
長崎自動車道多久ICから車で25分（無料駐車場あり）

周辺情報

鵜殿石仏群を訪れた際には、周辺の観光スポットも巡ってみるのがおすすめです。唐津市には、唐津城や虹の松原など、自然や歴史に触れることができる場所が多くあります。

まとめ

鵜殿石仏群は、歴史と信仰が息づく貴重な文化遺産です。その神秘的な雰囲気の中で、いにしえの人々の祈りや芸術に触れてみてください。

参考文献

「弘法大師に由来する58体の磨崖仏 ～ 鵜殿石仏群（うどのせきぶつぐん） ～」『唐津んもんだより』第67号、佐賀県唐津観光協会、2012年5月7日

外部リンク

鵜殿石仏群 - 旅Karatsu（唐津観光協会）
鵜殿石仏群 - あそぼーさが（佐賀県観光連盟）
鵜殿石仏群 (Facebook)

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