鶴岡千仭

鶴岡千仭（つるおか せんじん）は、1907年6月2日に千葉県で生まれ、1987年7月8日に亡くなった、昭和時代の日本の外交官です。

生涯

1931年に高等文官試験外交科に合格し、翌年、東京帝国大学法学部法律学科を卒業後、外務省に入省しました。外交官補としてフランスのパリに在勤した後、外務本省欧亜局、スイス公使館、トルコ、フランス大使館で書記官を歴任しました。第二次世界大戦後、1946年から条約局法規課長、外務省研修所指導官、法務総裁官房渉外課長、法務省入国管理局次長、外務大臣官房審議室参事官といった要職を歴任しました。

1956年にはバチカン公使、1958年には同大使に就任し、1959年には国際連合局長、外務大臣官房審議官を経て、スウェーデン、スイス駐在大使を務めました。1967年には国連駐在大使に就任し、六日戦争後の安全保障理事会では議長として活躍しました。

1972年3月に外務省を退官した後も、司法試験考査委員などを務める傍ら、国連海洋生物資源保存会議やハーグの国際私法会議に日本政府代表として出席し、国際社会に貢献しました。

栄典

1977年（昭和52年）11月3日には、その功績が認められ、勲一等瑞宝章を受章しました。

関連事項

国際連合と日本

参考文献

外務省外交史料館日本外交史辞典編纂委員会『新版 日本外交史辞典』山川出版社、1992年。

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