鶴川達彦

鶴川 達彦

鶴川 達彦（つるかわ たつひこ、1995年5月21日生まれ）は、日本のプロラグビーユニオン選手です。現在は、ジャパンラグビーリーグワンに加盟する三重ホンダヒートに所属し、チームの最前線で重要な役割を担っています。

プロフィール

アメリカ合衆国出身の鶴川選手は、プロップ（PR）を専門とするフォワードプレイヤーです。身長は182センチメートル、体重は112キログラムと、プロップとして十分な体格を持ち、スクラムやブレイクダウンといったコンタクトプレーにおいてその力を発揮します。

経歴

鶴川選手のラグビーキャリアは、中学校時代に始まりました。この時期に楕円球に触れ、本格的に競技の道を歩み始めます。

高校はラグビー強豪校として知られる桐蔭学園中等教育学校に進学し、高いレベルでのプレー経験を積みました。2014年に同校を卒業後、さらにラグビーの名門である早稲田大学へと進学します。早稲田大学ラグビー蹴球部では、全国大学選手権での活躍などを通じて実力を磨き上げ、大学在学中には将来を期待される選手として、ジュニア・ジャパンにも選出されています。これは、国際舞台での経験を積む貴重な機会となりました。

大学卒業後、2019年に当時のHonda Heat（現在の三重ホンダヒート）に加入し、プロラグビー選手としてのキャリアをスタートさせました。チームに加入後、着実に経験を積み、公式戦出場の機会をうかがいます。

プロ選手として迎えた最初のシーズン、2020年1月12日に行われたジャパンラグビートップリーグ2020の開幕節、リコーブラックラムズ東京（現リコーブラックラムズ）との試合において、鶴川選手は先発メンバーとして出場し、記念すべき公式戦デビューを果たしました。この試合を皮切りに、トップリーグという日本のトップレベルの舞台で経験を積み重ねていきました。

その後、日本のラグビーリーグがジャパンラグビーリーグワンへと移行した後も、三重ホンダヒートの一員としてプレーを続けています。プロップとして、試合の鍵を握るスクラムやセットプレーにおいてチームに安定感をもたらし、またフィールドプレーでも積極的に貢献しています。

鶴川選手は、中学校から一貫して高いレベルの環境でラグビーに取り組み、学生時代にはジュニア・ジャパン選出という栄誉も経験しました。その経験を生かし、現在は三重ホンダヒートの重要な戦力として、ジャパンラグビーリーグワンの舞台でさらなる活躍を目指しています。今後のキャリアにおいても、そのフィジカルと経験を生かしたプレーで、チームに貢献していくことが期待されています。

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