鶴田加茂

鶴田加茂（つるた かも）は、1986年11月19日生まれの日本の作曲家です。血液型はB型。

音楽への目覚めと初期の活動

小学生の頃、音楽の授業で簡単な作曲を経験したことがきっかけで、作曲の楽しさに目覚めます。大学時代に入ってからは、本格的に作曲活動をスタートさせました。また、高校時代には、後にサポートメンバーとして参加することになる音楽ユニット、MOSAIC.WAVの楽曲に触れ、大きな影響を受けたと言います。

初音ミクとの出会いとブレイク

2007年8月30日、鶴田はクリプトン・フューチャー・メディアのウェブサイトで、サンプリングCDのデモソングを聴こうとした際、偶然にも発売前の音声合成ソフト「初音ミク」のデモソングを耳にします。この出会いは彼に衝撃を与え、翌日の発売日に即座に同ソフトを購入しました。そして、同年9月20日には、ika_mo名義でニコニコ動画に初音ミクを用いたオリジナル楽曲「みくみくにしてあげる♪【してやんよ】」を発表。この楽曲は、当時ニコニコ動画に投稿されていた数々の初音ミク楽曲の中でも、特に大きな人気を博しました。

「みくみくにしてあげる♪【してやんよ】」は、初音ミクを用いたユーザー作品の中でも、いち早く商業ベースに乗せられることとなりましたが、その一方で、著作権処理に関して議論を呼ぶことにもなりました。

MOSAIC.WAVとのコラボレーション

2008年2月1日には、MOSAIC.WAVのシングル『ラストバトル!アキバトラー"μ"』の初回限定特典『**にできるかな』で、MOSAIC.WAVのサポートメンバーとして活動を開始します。その後、2009年10月21日には「MOSAIC.WAV×鶴田加茂 feat.初音ミク」名義でアルバム『Heartsnative』をリリースしました。さらに、2012年11月7日には、「MOSAIC.TUNE&鶴田加茂 feat.初音ミク」（MOSAIC.TUNEはMOSAIC.WAVがVOCALOIDを使用する際のユニット名）名義でアルバム『Heartsnative2』を発表しました。

主な関連人物・作品

MOSAIC.WAV: 鶴田がサポートメンバーとして参加し、共に作品を制作している音楽ユニット。
初音ミク: 鶴田の代表作「みくみくにしてあげる♪【してやんよ】」で使用された音声合成ソフトウェア。
みくみくにしてあげる♪【してやんよ】: 鶴田の初期の代表作で、ニコニコ動画で爆発的な人気を博した楽曲。

外部リンク

* MOSAIC.WAV×鶴田加茂 feat.初音ミク. Heartsnative 公式HP

鶴田加茂は、初音ミクの登場と同時にその才能を開花させた、日本の音楽シーンにおいて重要な人物の一人と言えるでしょう。彼の作品は、その後のボーカロイド音楽の発展に大きな影響を与えました。

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