鷺宮製作所硬式野球部

鷺宮製作所硬式野球部について

鷺宮製作所硬式野球部は、東京都を本拠地とする社会人野球の企業チームであり、日本野球連盟に所属しています。このチームは、1958年に創設され、長い歴史を持つ存在となっています。運営母体は、自動制御機器を製造する鷺宮製作所です。

概要と沿革

鷺宮製作所硬式野球部は、1958年に「鷺宮製作所」として設立され、その後1969年に都市対抗野球に初めて出場。1975年には日本選手権にも初出場しました。2002年には埼玉県狭山市に拠点を置いていた「鷺宮製作所狭山硬式野球部」が解散し、このチームに統合されました。その際、狭山チームの合宿所と練習施設も引き継がれています。

2005年には、都市対抗野球の東京地区予選で第1代表決定戦に進出するも、5連敗を喫して本戦出場を逃しました。しかし、同年秋の日本選手権では出場5回目にして初勝利を挙げ、その後は初のベスト4まで進出する快挙を成し遂げました。

2007年の都市対抗野球では、32年ぶりに本大会で白星を挙げ、さらに勝ち進んでベスト4に到達しました。残念ながら2009年以降は成績が伸び悩んでいますが、2018年には東京地区第1代表として、9年ぶりに本大会に出場しました。

出場歴と成績

鷺宮製作所硬式野球部は、都市対抗野球大会に16回出場し、2007年にベスト4を達成しました。社会人野球日本選手権大会にも14回出場し、2005年にはやはりベスト4に進出しています。その他にも、JABA大会ではいくつかのタイトルを獲得しています。

• - JABA北海道大会: 優勝1回（2009年）
• - JABA東北大会: 優勝5回（1974、1975、1987、1988、1992年）
• - JABA日立市長杯選抜野球大会: 優勝1回（2019年）
• - JABA静岡大会: 優勝1回（2014年）
• - JABAベーブルース杯争奪大会: 優勝1回（2022年）
• - JABA四国大会: 優勝1回（1972年）
• - JABA新潟大会: 優勝1回（1996年）

出身プロ野球選手

チームには、数多くの選手がプロの舞台で活躍しています。例えば、田中辰次は1965年にドラフト5位で西鉄ライオンズに入団し、他にも多数の選手が日本のトップリーグであるプロ野球に移籍しました。中でも、市川友也や野川拓斗などの選手が特筆されます。彼らの活躍は、鷺宮製作所硬式野球部の名を関係者の間で知らしめました。

その他

かつて在籍した選手やコーチの中には、西園寺昭夫や岡崎淳二といった著名な人物もいます。鷺宮製作所硬式野球部は、ただのチームであるだけでなく、地域に根付いた企業文化とも深く結びついている重要な存在です。今後もこのチームの動向が期待されます。

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