鹿児島県道219号玉取迫鹿児島港線とは？意味をやさしく解説

鹿児島県道219号玉取迫鹿児島港線

鹿児島県道219号玉取迫鹿児島港線は、鹿児島県鹿児島市内を東西に結ぶ、全長約6.2kmの一般県道です。この道路は、鹿児島市内の交通を円滑にするだけでなく、物流の大動脈としての役割も担っています。

概要

この県道の大きな特徴は、指宿スカイラインとの接続部分です。谷山ICから慈眼寺大橋までの区間は、片側2車線の自動車専用道路として整備されており、鹿児島県道路公社によって管理されています。この区間は、高速道路のようなスムーズな走行が可能です。

さらに、慈眼寺大橋から交通安全教育センタ前交差点までの区間も、歩道がないため歩行者の通行はできませんが、自動車専用道路には指定されていません。この区間は、指宿スカイラインの延長線上という位置づけで、一部を除きランプで接続されています。

交通安全教育センタ前交差点から指宿方面へ向かうと、産業道路入口交差点までは概ね片側3車線となり、交通量が非常に多い区間です。この区間は、鹿児島県道217号郡元鹿児島港線と合わせて「産業道路」と呼ばれ、周辺には商業施設や運送会社が集中しており、物流の拠点となっています。

注意点として、谷山ICから慈眼寺大橋までの区間は、125cc以下の二輪車、軽車両、歩行者の通行が禁止されています。

路線データ

起点: 鹿児島県鹿児島市上福元町（指宿スカイライン谷山IC、鹿児島県道17号指宿鹿児島インター線・鹿児島県道20号鹿児島加世田線交点）
終点: 鹿児島県鹿児島市平川町（産業道路南入口交差点、国道226号交点）
陸上距離: 6.199 km

歴史

この道路は、1974年（昭和49年）12月11日に「玉取迫鹿児島港線」として県道路線に認定されました。その後、1976年（昭和51年）に和田 - 平川間が暫定2車線で供用開始し、1992年（平成4年）には谷山IC - 慈眼寺大橋間が暫定2車線で開通しました。2003年（平成15年）には、谷山IC - 慈眼寺大橋間が4車線に拡幅され、現在の形になっています。