鹿又

鹿又（かのまた）

鹿又は宮城県石巻市に所在する大字で、旧桃生郡鹿又村及び河南町から成ります。郵便番号は986-1111です。この地域は、石巻市の中心部に位置し、国道45号やJR石巻線が通っています。また、鹿又駅を中心にさまざまな施設が集まり、地域の生活の拠点となっています。

地理

鹿又は石巻市の中央に位置し、周辺には北上川の流れが広がっています。北部及び東部にはその川があり、南部は石巻市の主要な市街地に接しています。東側は広大な田園が広がっており、自然環境も豊富です。このような地理的な特性から、鹿又は交通の要所としての役割を果たしており、特に北上川によるアクセスは重要です。

地価

2020年（令和2年）における鹿又の地価は、13,000円/m²（約42,000円/坪）とされており、地域の発展を反映した値となっています。

小字

鹿又の地域内には、デジタル庁が公表する宮城県町字マスターデータセットを基に設定された小字が存在します。

歴史

鹿又は古くは河俣や鹿股として知られており、かつては鹿股宿という宿場が存在しました。また、1932年まで北上川には渡船場があり、広淵、和渕、石巻、大森への重要な交通路として利用されていました。この歴史は地域の人々にとって、誇りとなる部分でもあります。

施設

鹿又には多くの公共施設が存在します。主な施設には、石巻市立鹿又小学校、宮城県石巻北高等学校、河鏡山光明寺、八雲神社、八幡神社、鹿又郵便局などがあります。これらの施設は防災の観点からも重要な役割を果たしており、緊急避難所としての機能を持っています。

交通

鹿又は交通便も良好です。地域内には、さまざまな道路や橋梁が整備されています。その中でも、三陸沿岸道路や国道45号、宮城県道191号鹿又広渕線、宮城県道257号河南登米線が区内を通ります。また、天王橋は国道45号上に位置し、交通の重要な要所となっています。

バスサービスにはミヤコーバスの河北線があり、鉄道網も発展しています。地域内には石巻線の佳景山駅、鹿又駅、曽波神駅が存在し、住民の利便性を高めています。

小・中学校の学区

鹿又における小・中学校の学区情報は、地域の教育環境を把握するための重要な要素です。この地域では、子どもたちが学び、成長できるような学区が設けられています。

人口

2020年12月末の時点での鹿又の人口は、地域の変化と発展を反映しています。地域の人口統計は、地域の計画や施策においても重要な要素となります。

東日本大震災

鹿又は東日本大震災において、震度6弱を記録しました。南部では曽波神駅付近が0~0.5ｍ浸水し、域内では6名の犠牲者が出ました。これらの出来事は地域にとって大きな痛手であり、今後の防災計画の重要性を再認識させるものでした。

関連項目

• - 石巻市
• - 鹿又村

参考文献

• - 角川日本地名大辞典編纂委員会 『角川日本地名大辞典 4 宮城県』 角川書店、1979年。
• - 有限会社 平凡社地方資料センター 『日本歴史地名大系第四巻 宮城県の地名』 平凡社、1987年。

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