麻生れいみ

麻生れいみ：美術から栄養学へ、独自の道を切り開く管理栄養士

麻生れいみ氏は、管理栄養士、料理研究家として多方面で活躍する人物です。1964年2月9日生まれ。大手出版社で編集ライターとしてキャリアをスタートさせ、その後、服部栄養専門学校を卒業。さらに東京医療保健大学大学院で医療栄養学を学び、修士号を取得しています。

20kgの減量と栄養学への転身

麻生氏の人生に大きな転機をもたらしたのは、自身のダイエット経験です。「夏は冷しゃぶ、冬は鍋」という独自の食事法で20kgの減量に成功。当時の流行ダイエットとは異なる方法だったことから、栄養学への関心を深め、本格的に学び始めることになります。

多彩な活動と実績

栄養学の専門知識を活かし、テレビ、雑誌、ラジオなど、数多くのメディアに出演。著書は累計100万部を突破する人気ぶりです。

特に、ロカボダイエットやケトジェニックダイエットの普及に貢献したことは大きな功績と言えるでしょう。これらのダイエット法は、糖質制限をベースにしながら、健康的に体重を落とすことを目指すもので、多くの人々から支持されています。

さらに、タレントのゆりやんレトリィバァのダイエット指導や、伊勢ヶ濱部屋の栄養指導など、幅広い分野で活躍しています。

美術から栄養学へ、意外な経歴

麻生氏は、意外にも美術系のバックグラウンドを持っています。学生時代は美術を専攻し、女子美術大学付属高校、武蔵野美術短期大学を卒業。卒業後はファッション雑誌の編集者として勤務していました。20代後半で退社後、子供服と雑貨の店を開業。その後、栄養学の世界へと進みます。

この経験から、麻生氏は「過去の経験が無駄になったわけではない」と語っており、これまで培ってきた経験を活かしながら、新たな分野に挑戦し続けていることがわかります。

健康問題を乗り越え、管理栄養士へ

服部栄養専門学校時代には虫垂炎や子宮筋腫などの健康問題に直面し、手術を受ける必要がありました。しかし、幸運にも学業に支障をきたすことなく手術を終えることができ、管理栄養士の資格取得へたどり着きました。

出版物

麻生氏は、数多くの著書を出版しています。その中には、『20kgやせた！糖質オフ入門』や『管理栄養士が伝える　長生き食事術』など、ダイエットや健康に関する実践的な内容が多く含まれています。また、近年では、高齢者向けのレシピ本なども出版しており、幅広い年齢層の健康をサポートする姿勢がうかがえます。以下に、主な著書をいくつか挙げます。

『一皿でしっかり栄養がとれる！70歳からの1人分レンチンおかず』（PHP研究所、2023年6月）
『東北大式！毎日おいしい「腎機能改善」レンチンおかず』（PHP研究所、2022年9月）
『1日1杯で血圧が下がる！降圧ドリンク』（PHP研究所、2022年6月）
『オイルをたせば脂肪が燃える! 麻生れいみ式ケトンアダプト食事法』（主婦の友社、2020年6月）
『管理栄養士が伝える　長生き食事術　人生１００年時代の「新・栄養学」入門』（光文社新書、2020年4月）
『20kgやせた! 糖質オフの肉野菜炒め (TJMOOK)』（宝島社、2020年1月）
『20kgやせた！ レンチンおかず』（宝島社、2017年4月）
『麻生れいみ式ロカボダイエット：1週間だけ本気出して、スルッと20キロ減！』 (ワニブックス、2016年6月)

メディア出演

麻生氏は、数多くのテレビ番組やラジオ番組に出演しています。代表的な番組として、BS11「食と健康の知恵袋」、日本テレビ「DayDay.」 、テレビ東京「主治医が見つかる診療所」などがあります。

まとめ

麻生れいみ氏は、自身の経験と専門知識を活かし、多くの人々の健康に貢献している管理栄養士、料理研究家です。美術系のバックグラウンドを持つ異色の経歴、そして数々のメディア出演や著書出版を通して、幅広い層に健康に関する知識を広め続けています。今後ますますの活躍が期待されます。

もう一度検索