麻生田駅

麻生田駅の概要

麻生田駅（おうだえき）は、三重県いなべ市北勢町にあり、三岐鉄道北勢線に属しています。この駅は無人で、運行に関しては監視カメラが設置され、東員駅から遠隔で管理されている特徴があります。駅の番号はH12で、利用者にとってアクセスしやすい設備が整っています。

歴史的背景

麻生田駅は1916年8月6日に北勢鉄道の駅として開業しました。その後、1934年に北勢電気鉄道に社名が変更され、1944年には三重交通の駅となりました。1964年からは三重電気鉄道による運営に変わり、1965年には近畿日本鉄道（近鉄）の駅となりました。

1977年にはホームが延長され、2003年には三岐鉄道の駅に譲渡されました。近年では2004年と2005年に新しい駅舎や自動券売機の導入が行われ、利用者の利便性が向上しました。

駅の構造と設備

麻生田駅は単式ホームを持つ地上駅で、トイレや待合室は設けられていません。駅舎の中央には自動券売機や自動改札機が設置されており、車椅子にも対応したバリアフリー設備が整っています。また、駅舎の東側には28台分の駐車場、駅前北東側には64台分の駐輪場があります。これにより、車や自転車を利用することが容易になっています。

駅舎は川沿いに位置し、自然に恵まれた環境にあるため、利用者に癒しの空間を提供しています。特に、周辺には福祉施設や公園などもあり、地域の方々にとって欠かせないスポットとなっています。

利用状況

麻生田駅は近隣の駅と比較して、乗車人員は少ないものの、ここ数年での列車増発により、利用者数が確実に増加しています。三岐鉄道の統計によると、朝夕以外の時間帯では以前よりも多くの方に利用されるようになりました。駅周辺は落ち着いた雰囲気で、住民の生活の一部として重要な位置を占めています。

駅周辺の名所

駅の近くにはSWCC三重事業所や北勢山郷簡易郵便局、行順寺といった施設があり、観光や地域交流の場として機能しています。また、員弁川石の館は地域の歴史を感じさせるスポットで、主要な河川から採集した石を展示しています。これらのスポットは麻生田駅を訪れる際のお楽しみとなるでしょう。

まとめ

麻生田駅は、長い歴史とともに地域に根付いてきた駅です。無人ではありますが利便性の高い設備が整い、周囲には多くの見所が存在します。鉄道の利用の際は、ぜひ立ち寄ってみてください。

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