黒岩守

黒岩守（くろいわ まもる、1962年12月16日 - ）は、昭和時代にアマチュアボクシングで輝かしい実績を残したボクサーです。彼はロサンゼルスオリンピック（1984年）とソウルオリンピック（1988年）に日本代表として出場し、その実力を世界に示しました。

群馬県前橋市出身の黒岩は、群馬県立伊勢崎工業高等学校を経て日本大学に進学。大学時代には、後にプロボクサーとして活躍する平仲明信・東悟らが後輩にいました。アシックスに所属し、選手として活動していました。

主な戦績

1983年： 全日本ライトフライ級チャンピオンに輝く。準決勝では、後のプロボクシング世界王者となる大橋秀行に勝利しました。このタイトルは1984年まで連覇しています。
1984年： ロサンゼルスオリンピックに出場。8位入賞を果たしました。
1986年： 全日本ライトフライ級チャンピオンに返り咲き、1988年まで3連覇を達成しました。1987年の大会では、地元代表の八尋史朗に圧倒的な勝利を収めています。
1988年： ソウルオリンピックに出場。ライトフライ級で準々決勝に進出する健闘を見せました。
1991年： 石川国体を最後に現役を引退しました。

引退後、黒岩はアシックスを退社し、地元で営業マンとして働く傍ら、アマチュアボクシングのA級審判員として活動しています。選手としての経験を活かし、公平な審判を通じてボクシング界に貢献しています。

黒岩守は、2度のオリンピック出場、全日本選手権での複数回優勝など、アマチュアボクシング界に確かな足跡を残しました。彼の活躍は、昭和のボクシングファンにとって記憶に残るものであり、引退後も審判員としてボクシング界に貢献する姿勢は、多くの人々に感銘を与えています。

関連項目

1984年ロサンゼルスオリンピックの日本選手団
1988年ソウルオリンピックの日本選手団
アマチュアボクシング日本王者一覧
* 男子ボクサー一覧

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