黒岩秩子

黒岩 秩子について

黒岩 秩子（くろいわ ちづこ、旧姓：北大路）は、1940年に愛知県名古屋市で生まれた日本の政治家です。彼女は、元参議院議員（1期）であり、また社会福祉法人の理事長としても知られています。

来歴

黒岩は品川区立第二延山小学校、目黒区立第九中学校を経て、東京都立日比谷高等学校を卒業しました。その同級生には、加藤紘一、保岡興治、利根川進、山尾三省などの名のある政治家たちがいました。1958年4月、東京大学理科Ⅰ類に入学。1960年には学生運動で知り合った黒岩卓夫と結婚し、1963年に東京大学理学部数学科を卒業しました。

卒業後は京華女子高等学校で数学教諭として教鞭を執り、その後公立高校教師に転職して東京都立杉並高等学校へ異動しました。1970年には保母に転職し、1971年には夫と共に新潟県南魚沼郡大和町浦佐に移り住みました。ここで、彼女は大和町立保育所で18年間保育士として働きながら、黒岩卓夫との間に7人の子供を育てました。

1990年には保育士を退職し、大地塾を開設しましたが、1998年にその活動を閉じました。1995年の第17回参議院議員通常選挙には、新党さきがけから比例代表に立候補しましたが、結果は落選。しかし、2001年には堂本暁子参議院議員の退職に伴い繰上当選し、約5ヶ月間議員を務めました。その間、中村敦夫と「さきがけ環境会議」を設立し、政策活動に取り組みました。

しかし、同年7月に執行された第19回参議院議員通常選挙では、無所属で東京都選挙区から立候補するも再び落選。2007年には社会福祉法人桐鈴会の理事長に就任し、福祉の分野でもその活動を広げていきました。

家族・親族

彼女の家系は旧男爵の北大路家に属し、祖父には元貴族院議員の北大路實信、伯父には元貴族院議員の北大路信明がいます。黒岩卓夫は彼女の夫で、東京大学医学部を卒業した医師です。長男の黒岩宇洋は政治家で東京大学法学部を中退しています。また、四男の黒岩揺光は南魚沼市議会議員で、コミュニケーションスペシャリストとして活動しており、元毎日新聞記者や元国連職員としての経歴も持っています。彼はマイアミ大学及びユトレヒト大学大学院を卒業しました。

脚注

彼女の活躍は、政治家としての活動だけでなく、教育者や福祉の分野でも多岐にわたり、地域社会への貢献を続けています。また、黒岩秩子の業績は日本の女性国会議員の代表的な存在として、女性の政治進出の重要性を示すものとなっています。

関連項目

• - 日本の女性国会議員一覧

外部リンク

• - 黒岩秩子のホームページ
• - 黒岩秩子の大地塾（ブログ）

もう一度検索