黒松内駅

黒松内駅（くろまつないえき）

黒松内駅は、北海道寿都郡黒松内町に位置するJR北海道函館本線の駅です。駅番号はS30で、電報略号はマツ。かつては特急「北海」や急行「ニセコ」が停車し、寿都鉄道の分岐駅としても機能していました。現在は季節運行の臨時特急「ニセコ」が停車します。

歴史

黒松内駅は、1903年（明治36年）に北海道鉄道の森駅 - 熱郛駅間の開通に伴い開業しました。当初は一般駅として、機関庫も設置されました。その後、1907年（明治40年）に北海道鉄道が国有化され、国有鉄道に移管。1909年（明治42年）には函館本線の駅となりました。

1920年（大正9年）には寿都鉄道が開通し、当駅が分岐駅となりましたが、1968年（昭和43年）に寿都鉄道線は休止、1972年（昭和47年）に廃止されました。

国鉄時代には駅舎の改築や貨物・荷物扱いの廃止が行われ、1987年（昭和62年）の国鉄分割民営化によりJR北海道の駅となりました。2002年（平成14年）には駅長が廃止され、長万部駅長管理となり、2007年（平成19年）に無人化されました。同年には駅ナンバリングが導入されています。

駅名の由来

駅名は町名に由来し、アイヌ語の「クㇽマッナイ（kurmat-nay）」（和人の女性の・沢）からきています。

駅構造

かつては単式・島式ホーム混合の2面3線でしたが、現在は相対式ホーム2面2線で運用されています。ホーム間は跨線橋で連絡しており、駅舎は1番線（上り本線）側にあります。現在は長万部駅管理の無人駅です。

のりば

利用状況

近年は利用者が減少傾向にあります。

駅周辺

駅周辺には、黒松内町役場、寿都警察署黒松内駐在所、黒松内郵便局、北海道信用金庫黒松内支店、ようてい農業協同組合（JAようてい）黒松内支所、黒松内温泉などがあります。ニセコバスの停留所も設けられています。

隣の駅

北海道旅客鉄道（JR北海道）

■函館本線

二股駅 (S32) - 蕨岱駅 (S31) - 黒松内駅 (S30) - 熱郛駅 (S29)

打消線は廃駅

かつて存在した路線

寿都鉄道

黒松内駅 - 中の川駅

脚注

出典

関連項目

日本の鉄道駅一覧

外部リンク

* 黒松内｜駅の情報検索（時刻表・バリアフリー）｜鉄道・きっぷ｜JR北海道- Hokkaido Railway Company

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