熱郛駅

熱郛駅（ねっぷえき）

熱郛駅は、北海道寿都郡黒松内町字白井川に位置する、北海道旅客鉄道（JR北海道）函館本線の駅です。駅番号はS29。函館支社の管轄の北端に位置し、長万部駅管理の無人駅となっています。

歴史

熱郛駅は、1903年（明治36年）に北海道鉄道の駅として開業しました。開業当初は森駅までの開通でしたが、その後小沢駅まで延伸されました。駅名は一時的に歌棄駅に改称されましたが、すぐに熱郛駅に戻されました。

1903年（明治36年）11月3日：北海道鉄道 森駅 - 当駅間の開通に伴い、熱郛駅として開業。
1904年（明治37年）10月15日：北海道鉄道 当駅 - 小沢駅間が延伸開業。同時に、歌棄駅に改称。
1905年（明治38年）12月15日：熱郛駅に再改称。
1907年（明治40年）7月1日：北海道鉄道の国有化に伴い、国有鉄道に移管。
1909年（明治42年）10月12日：国有鉄道線路名称制定に伴い、函館本線の駅となる。
1975年（昭和50年）2月7日：貨物扱い廃止。
1984年（昭和59年）2月1日：荷物扱い廃止。
1986年（昭和61年）11月1日：簡易委託駅となり、無人化。
1990年（平成2年）12月15日：駅舎改築。
1992年（平成4年）4月1日：簡易委託廃止、完全無人化。
2007年（平成19年）10月1日：駅ナンバリングを実施。
2016年（平成28年）3月26日：当駅始発列車が消滅。

かつては、当駅から長万部行きの区間列車が設定され、一部は急行「せたな」として函館まで直通していました。

駅名の由来

駅名は、所在地近辺の地名に由来し、アイヌ語の「クンネ・ネッ・ペッ」（黒い標木の川）から来ています。旧駅名の歌棄は、アイヌ語の「オタ・シュツ」（浜の草原が尽きて砂原に掛かる辺り）に由来します。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、列車交換が可能です。ホームは構内踏切で連絡しています。駅舎側のホームが1番線、反対側のホームが2番線です。また、2番線から行き止りの側線があります。

駅舎は構内の南側に位置し、町民サロン「熱郛ホール」を併設しています。木製板張りの内装で、周囲の自然をイメージしたデザインとなっています。

のりば

利用状況

無人駅であり、近年は利用者が減少傾向にあります。詳細な乗車人員の推移は以下の通りです。

駅周辺

駅周辺は自然豊かな疎林が広がっています。

国道5号
北海道道265号熱郛白井川線
道の駅くろまつない
黒松内新道黒松内インターチェンジ
黒松内町役場熱郛支所
寿都警察署白井川駐在所
熱郛郵便局
白井川小学校
黒松内岳
白井川

隣の駅

北海道旅客鉄道（JR北海道）

■函館本線

黒松内駅 (S30) - 熱郛駅 (S29) - 上目名駅 - 目名駅 (S28)

外部リンク

* 熱郛｜駅の情報検索（時刻表・バリアフリー）｜鉄道・きっぷ｜JR北海道- Hokkaido Railway Company

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