黒猫 (ボーカリスト)

黒猫 (陰陽座)

黒猫（くろねこ、7月16日 - ）は、日本の女性歌手であり、「妖怪ヘヴィメタル」バンド、陰陽座のボーカリストとしてその名を知られています。大阪府出身、身長157cm、血液型はA型。

経歴

黒猫は、女性2人組ユニット「LORELEI」での活動を経て、瞬火がギタリストとして所属していたバンド「空想科学病人-紙とメモ紙-」に加入。この出会いがきっかけとなり、瞬火と意気投合し陰陽座を結成、1999年に活動を開始しました。その後、一時プログレッシブロックバンド浪漫座本館にも参加しています。

特徴

歌唱力

広い声域と豊かなヴィブラートが彼女の最大の武器。その歌声は、岩崎宏美や浜田麻里といった実力派女性ボーカリストと比較されることもあります。歌唱技術は独学で身につけたものであり、感情表現にも非常に優れています。「ゆりかごから墓場まで」というキャッチフレーズが示すように、ライブでは「魂を抱きしめるヴォーカル」と評されています。

ソングライターとしての才能

4thアルバム『鳳翼麟瞳』に収録されている「星の宿り」に代表されるような、バラード調の楽曲を作詞・作曲することが多いですが、時折激しい曲も手がけます。これまでに黒猫が作曲した激しい曲は、1st『鬼哭転生』収録の「陰陽師」と、6th『臥龍點睛』収録の「蛟龍の巫女」の2曲で、どちらも陰陽座としては珍しいパワーメタル的なアプローチがなされています。

作詞家としても高い評価を受けており、4th『鳳翼麟瞳』収録の「面影」や、6th『臥龍點睛』収録の「月花」は、彼女による叙情的で美しい歌詞が際立っています。瞬火とは異なる視点から、独自の幻想的な世界観を表現しています。作詞の際には、タイトルを先に付けないというこだわりを持っているそうです。

ライブパフォーマンス

ライブでは、アドリブやフェイクをほとんど交えず、音源と同様に安定した歌唱を披露します。歌唱時には左手を斜めに振り下ろして胸に手を当てるアクションを多用し、瞬火のパートやインストパートでは、舞い踊るようなステージアクションや扇子を用いた振付など、楽曲に合わせた演劇的なパフォーマンスを披露します。

MCでは「歌のお姉さん」のような親しみやすい語り口で、主に進行役を務めます。「ほんとにほんとに」「ばいにゃらー」（ライブ終盤）など、お決まりのフレーズも存在します。

影響

影響を受けたヴォーカリストとして、ロニー・ジェイムス・ディオを挙げています。レインボーの『オン・ステージ』を聴いたことがきっかけで、以来、彼を目標としています。また、ハートなどのハードロックも好んで聴くそうです。

音楽以外では、宮沢賢治とベクシンスキから影響を受けています。宮沢賢治の作品の中では、特に『銀河鉄道の夜』を自身のルーツとしており、自身の死生観に影響を与えた作品だと述べています。『春と修羅』などの詩作における語彙や、作品の世界観が作詞面での影響源となっています。ベクシンスキの作品からは、「根源的に抗えないもの」を感じ取っているとのことです。

使用機材

SHURE KSM9
NEUMANN U47 Tube(レコーディング)

外部リンク

陰陽座公式ホームページURL'>陰陽座公式ホームページ
黒猫のねこまんま通信(ブログ)
* InstagramURL'>kuroneko (@kuroneko_omz) - Instagram

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