黒部市役所

黒部市役所の概要

黒部市役所（くろべしやくしょ）は、日本の富山県に位置する黒部市の行政機関であり、市政の運営を担う重要な施設です。この市役所は、2015年に竣工した新庁舎であり、黒部市保健センターを併設しています。市役所の敷地内には、黒部市指定文化財でもある天然記念物のソメイヨシノ「百年桜」が存在しており、これは1907年に植樹され、歴史ある地域のシンボルとして重要な役割を果たしています。

沿革の背景

黒部市役所の歴史は長く、1923年に三日市小学校の校舎が移転した際に、旧校舎を町役場として利用することから始まりました。これが後の桜井町役場へと発展し、1940年には桜井町が発足し、新たな役場として機能することとなりました。1950年代には、鉄筋コンクリート造の庁舎の建設が進められ、1954年に黒部市に市制が施行されると、桜井町役場は黒部市役所に改組されました。その後、1962年には増築が行われ、市の成長に対応した形となっています。

2006年には、宇奈月町との合併によって新たな黒部市が設立され、庁舎も改修されました。古い庁舎は解体され、その跡地には新たに「くろべ市民交流センター」が建設され、地域交流の場として機能しています。

現庁舎の建設

現庁舎の建設は1978年から取り組まれ、2007年には新庁舎建設が重点プロジェクトとして位置づけられました。2013年に着工し、2015年に竣工しました。新庁舎は、旧黒部庁舎と宇奈月庁舎の業務を統合し、市民へのサービス向上を目指しています。

開庁時間は月曜日から金曜日の8時30分から17時15分で、一部窓口は17時45分まで開いています。ただし、土曜日、日曜日、祝日、年末年始は閉庁しています。

周辺環境

黒部市役所の周辺には、電鉄黒部駅や東三日市駅、黒部市民病院、黒部市立桜井小学校、富山県立桜井高等学校などの教育機関や医療施設があります。また、黒部ショッピングセンター「メルシー」も近隣に位置し、地域住民の生活に密接した場所にあります。

黒部市役所は行政の中心として、地域の発展を図るとともに、自然や文化の保護にも尽力している重要な機関です。市民とともに歩む姿勢を大切にし、さらなる発展を目指しています。

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