黒長桃可

黒長 桃可

兵庫県出身の元女子プロ野球選手、黒長桃可（くろなが ももか）は、2000年4月6日にこの世に生を受けた。投手としてマウンドに立ち、プロの世界で腕を振るった。血液型はB型である。福知山成美高等学校で研鑽を積んだ後、プロの門を叩いた。

プロ入りとキャリアの変遷

黒長は、2018年6月に行われた入団テストで見事合格を果たし、女子プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせた。

プロ1年目となる2019年、シーズン途中の9月19日から10月6日までの期間限定で、愛知ディオーネへ移籍してプレーした時期があった。

2020年は、リーグ全体の選手数が減少した影響もあり、所属はレイアでありながら、試合に出場する際は埼玉アストライアの選手として活動するという変則的な形でシーズンを過ごした。この年が彼女にとって現役最後のシーズンとなった。

プレースタイルと身体能力

投手である黒長の投球スタイルは、最速115km/hを計測する力強いストレートと、変化球であるスライダーを軸としていた。これらの球種を巧みに操り、打者と対峙した。

また、投手としての能力に加え、高い身体能力も持ち合わせていた。50メートル走では7秒65のタイムを記録し、遠投では73メートルを投げることができた。これらの身体的特徴も、彼女のプレーを支える要素となっていた。

主な記録

プロ野球選手としてのキャリアにおいて、いくつかの節目となる記録を残している。

初登板: 2019年9月23日、対埼玉アストライア戦。6回表二死の状況で2番手としてマウンドに上がり、1/3イニングを無失点に抑えるという内容だった。
初奪三振: 2019年9月30日、再び埼玉アストライア戦でのこと。6回裏に相手打者の岡田桃香から空振り三振を奪い、プロでの初三振を記録した。
初打席・初安打: 2020年6月23日、対京都フローラ戦の6回裏に巡ってきた打席で、龍田美咲からレフト前に放つ安打を記録した。これがプロでの初打席であり、同時に初安打となった。

背番号

プロ入りから現役引退までの全期間を通して、背番号「33」を着用してプレーした（2019年 - 2020年）。

現役引退

黒長桃可は、2020年シーズンをもって女子プロ野球での現役生活に終止符を打った。2020年11月25日をもって引退していたことを、同年12月31日に自身のソーシャルメディア上で公表した。

短いプロキャリアではあったが、出身地である兵庫県で育ち、福知山成美高等学校を経てプロの世界へ進み、投手として力を尽くした黒長桃可。所属チームの変動や、リーグ全体の状況に応じた活動形態の変化など、様々な経験を積んだ現役期間であった。最高球速115km/hの速球とスライダーを武器に、マウンド上で躍動した彼女のプレーは、多くのファンの記憶に残るだろう。

外部リンク

彼女に関する情報は、かつて利用していたソーシャルメディア上でも見ることができる。

X（旧Twitter）: @mo_moka0406
* Instagram: @momoka33jwbl

これらのアカウントは、彼女の活動を知る手がかりとなるかもしれない。

もう一度検索