黔岩駅

黔岩駅について

黔岩駅（コマムえき）は、大韓民国の仁川広域市西区黔岩洞に位置する、空港鉄道（A'REX）と仁川交通公社（仁川都市鉄道）のターミナルです。当駅は、旅行者や通勤者にとって不可欠な交通の要所となっています。

利用できる鉄道路線

黔岩駅では、主に次の2つの鉄道路線が利用可能です。
1. 空港鉄道
- 仁川国際空港鉄道 (駅番号: A07)

2. 仁川交通公社（仁川都市鉄道）
- 2号線 (駅番号: I207)

なお、以前は空港鉄道にKTX（KORAILが運営）が乗り入れていましたが、2018年3月以降は運休となり、同年8月31日には正式に廃止されました。

駅の構造

空港鉄道

黔岩駅の空港鉄道部分は、地上に設けられた2面4線の島式ホームを持ちます。内側の3番線と4番線は、当駅始発・終着の列車及び直通列車の待避用として使用されます。外側の1番線と2番線は、ソウル駅と仁川国際空港駅からの一般列車や直通列車の通過に利用されています。すべてのホームには、安全対策としてフルスクリーンのホームドアが設置されています。

開業当初、外側1・2番線は空港鉄道専用でしたが、KTXの乗り入れ計画に基づく工事が行われ、ホームの低床化や延伸が施され、KTX専用のホームに変更されました。その後、KTXの片乗り入れが廃止されたため、ホームは再度高床の状態に復元され、ホームドアも再設置されました。これにより、運行開始当初の姿に戻っています。

2010年に空港鉄道の全線が開通した際、ほぼ半数の一般列車（各駅停車）がこの駅でソウル方面に折り返し運転を行っており、日中は約6分間隔でソウル方面への列車が運行されているのが特徴です。

仁川交通公社

仁川交通公社の部分は、4階建ての地上駅舎で構成されており、2階には改札口、1階には出口などがあり、空港鉄道との乗換通路も完備されています。4階には相対式の2面2線を備えたホームがあります。

利用状況

近年、黔岩駅の一日平均乗車人数は徐々に増加傾向にあり、地域の交通拠点としての重要性が高まっています。

駅周辺

黔岩駅周辺には、以下のような施設があります：

• - 黔岩景西洞住民センター
• - 黔岩四差路
• - 黔岩中学校
• - 仁川黔岩初等学校
• - 空港鉄道本社
• - 仁川誾持初等学校
• - 西区国民体育センター
• - 青羅インターチェンジ

歴史

黔岩駅は、以下のような重要な日付に沿って開発が進められ、地域の輸送網を支える役割を果たしてきました：

• - 2007年3月23日 - 空港鉄道が運行開始。
• - 2014年6月30日 - 水色直結線が開業し、KTXが片乗り入れを開始。
• - 2016年7月30日 - 仁川都市鉄道2号線が開業し、乗換駅となる。
• - 2018年

- 1月26日 - 平昌オリンピック開催に伴い、KTXが一時通過。
- 3月23日 - KTXの乗り入れが休止。
- 9月1日 - KTXの乗り入れが正式に廃止。

隣接駅

行先:

• - 空港鉄道

- 桂陽駅 (A06) - 黔岩駅 (A07) - 青羅国際都市駅 (A071)

• - 仁川交通公社（仁川都市鉄道）

- 篤亭駅 (I206) - 黔岩駅 (I207) - 黔バウィ駅 (I208)

このように、黔岩駅は多くの重要な機能を持ち地域に貢献しており、その存在は今後もますます重要になっていくでしょう。

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