齋田悟司

齋田悟司（さいだ さとし）

齋田悟司は、1972年3月26日生まれの日本の車いすテニス選手です。三重県出身、千葉県在住で、右利きとして知られています。アテネパラリンピックでは男子ダブルスで金メダルを獲得するなど、数々の輝かしい成績を収めています。

人物

四日市市で育った齋田は、幼少期は野球に熱中するスポーツ少年でした。しかし、12歳の時に病気により左足を切断。その後、友人たちと車いすバスケットボールを楽しむ中で、14歳の時に三重県で開催された講習会に参加したことをきっかけに車いすテニスの世界へ足を踏み入れます。

1996年のアトランタパラリンピックでパラリンピックに初出場。1999年には、長年務めた公務員を辞職し、テニスに専念するため地元を離れました。吉田記念テニス研修センターで丸山弘道コーチの指導のもと、本格的なトレーニングを開始。2000年のシドニーパラリンピックでは8位入賞を果たしました。2002年にはジャパンオープンで優勝、2003年には、日本人選手として初めて国際テニス連盟（ITF）が選出する世界車いすテニスプレイヤー賞を受賞しました。

2004年のアテネパラリンピックでは、国枝慎吾とのペアで男子ダブルスに出場し、見事金メダルを獲得。2008年の北京パラリンピックでは男子ダブルスで銅メダルを獲得しました。さらに、2016年のリオデジャネイロパラリンピックでも男子ダブルスで銅メダルを獲得しています。

東京オリンピックの聖火リレーでは、地元四日市市の最終区間の聖火ランナーを務め、多くの人々に感動を与えました。

主要大会獲得タイトル

男子シングルス

JWTAマスターズ: 1997, 1998, 1999, 2000, 2001, 2002, 2004, 2005

男子ダブルス

スーパーシリーズ
全豪オープン: 2006, 2008
全英オープン: 2007
ジャパンオープン: 2007, 2008
全米オープン: 2005
マスターズ
ウィンブルドン: 2006
全米オープン（ニューヨーク）: 2007
その他
パラリンピック: 2004
フェスピック: 2000
国別対抗団体戦
ワールドチームカップ: 2003, 2007

受賞歴

2008年：三重県スポーツ栄誉大賞、千葉県知事特別賞

外部リンク

齋田悟司オフィシャルブログ)
* 齋田悟司 - 国際テニス連盟)

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