.nz

.nzドメインについて

.nzは、ニュージーランドに割り当てられた国別コードトップレベルドメイン（ccTLD）です。ニュージーランドのインターネットにおける識別子として重要な役割を果たしています。

管理体制

.nzドメインの管理は、InternetNZの子会社であるNZ Registry Servicesが行っています。ドメイン名の登録や管理に関する業務を担当しています。また、ドメイン名の監視や紛争処理は、Domain Name Commission Ltdが担当しています。これにより、.nzドメインの安定性と信頼性が維持されています。

歴史

初期の.nzドメイン管理はワイカト大学が担当していました。1995年にInternetNZが設立されてから、その役割を引き継ぎました。

かつては、InternetNZの子会社であったDomainzが登録管理を行っていました。しかし、自然独占と垂直統合の状態が競争を阻害していると見なされたため、InternetNZは登録部門を分離し、DomainzをMelbourne ITに売却しました。これにより、より公平な競争環境が整備されました。

2008年4月1日には、Domain Name Commissionerの事務局が、InternetNZの子会社であるDomain Name Commission Limitedに移行しました。

セカンドレベルドメイン

.nzドメインには、登録者の属性に応じて多様なセカンドレベルドメインが存在します。これにより、利用者は自身の組織や活動に合ったドメイン名を選択できます。

制限なし

`.ac.nz`: 高等教育機関とその関連組織
`.co.nz`: 商業機関
`.geek.nz`: 技術スキルを持つ人、コンピュータ専門家
`.gen.nz`: 個人およびその他の組織
`.maori.nz`: マオリ族とその組織
`.net.nz`: インターネットサービスプロバイダ
`.org.nz`: 非営利組織
`.school.nz`: 初等・中等教育機関、幼稚園、および関連組織

制限あり

`.cri.nz`: 王立研究所
`.govt.nz`: 国家、地方、地域の政府機関
`.iwi.nz`: マオリ族
`.parliament.nz`: 議会、政党、議員
`.mil.nz`: ニュージーランド軍

ニュージーランドでは、政府機関のドメインとして「.gov」ではなく「.govt」を使用する点が特徴的です。また、マオリ族を表す「iwi.nz」や、技術者を表す「geek.nz」など、独自のドメインも存在します。

過去の利用

1990年代中盤には、ワイカト大学が運営していたarchieサーバーのために「archie.nz」というドメインが存在していました。

外部リンク

IANA Delegation Record for .NZ
.net.nz/'>NZ Registry Services
.nz Domain Name Commission
* .nz authorized registrars

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