10thアニバーサリー 劇場版 遊☆戯☆王 〜超融合!時空を越えた絆〜

10thアニバーサリー 劇場版 遊☆戯☆王 〜超融合!時空を越えた絆〜

『10thアニバーサリー 劇場版 遊☆戯☆王 〜超融合!時空を越えた絆〜』は、2010年1月23日に公開されたアニメ映画であり、3D映画です。テレビ東京系アニメ『遊☆戯☆王』シリーズの放映10周年を記念したクロスオーバー作品として制作されました。

概要

本作は、テレビ東京系でのアニメ放映10周年を記念したスペシャル作品であり、歴代3作品『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』、『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』、『遊☆戯☆王5D's』の主人公である、武藤遊戯、遊城十代、不動遊星が一堂に会するクロスオーバー作品です。

テレビ東京・NASが制作する『遊☆戯☆王』劇場用作品としては初の日本国内向けの作品であり、『遊☆戯☆王』を冠する劇場用作品としては通算3作目にあたります。スクリーンから「立体」が飛び出してくる本格的な3Dセルアニメの長編映画としては、世界初の手書きアニメの立体3D作品です。ワーナー・マイカル・シネマズ、TOHOシネマズなどの3Dシアターで公開されました。

スタッフには「遊☆戯☆王」シリーズに長年携わってきた彦久保雅博（デュエル構成）、吉田伸（脚本家）が参加。キャラクターデザイン、モンスターデザイン、総作画監督には『デュエルモンスターズ』以来となる加々美高浩が起用されました。音楽は『5D's』に参加している蓑部雄崇とWall 5 projectが担当しています。『5D's』監督の小野勝巳は監修として参加し、カード演出や使い方のチェックなどに携わりました。監督には、シリーズ初参加の竹下健一が起用されています。原作者の高橋和希はパラドックス、Sinモンスターの原案デザインと原画スタッフとして参加しています。

2Dで制作された映像は、株式会社キュー・テックにより3Dへと映像が変換されました。特にD・ホイールやカードなどCGが使われる場面で3D効果が強調されています。

入場者には遊戯王5D'sOCGカード「Sin 真紅眼の黒竜」が配布されました。また、ゲストとして、テレビ番組『サキよみ ジャンBANG!』の司会であるアメリカザリガニの柳原哲也と平井善之、南明奈が出演しています。

『遊☆戯☆王5D's』においては、公開前から番組冒頭とエンディングに映画の宣伝が組み込まれました。映画の公開期間中はオープニングとエンディングが映画の映像が盛り込まれた特別仕様になっています。また『5D's』本編と設定や世界観を共有しており、本編にも深く関わっています。

初日2日間の週末興行収入ランキングでは初登場6位となり、最終的には25万人を動員しました。2011年には全米でも公開され、その後ヨーロッパ圏やアジア各国でも上映されました。

ストーリー

未来から来た謎の敵「パラドックス」によって、不動遊星の「スターダスト・ドラゴン」が奪われてしまいます。遊星はパラドックスを追ってタイムスリップし、遊城十代と武藤遊戯に出会い、3人はパラドックスとの壮絶なデュエルを繰り広げることになります。

登場人物

武藤遊戯：伝説のデュエリスト。
遊城十代：精霊の力を操るデュエリスト。
不動遊星：赤き竜のシグナー。
パラドックス：未来から来たデュエリスト。デュエルモンスターズを消去しようと企む。

Sin（シン）モンスター

パラドックスが使用するカード群。「Sin 青眼の白龍」「Sin 真紅眼の黒竜」「Sin スターダスト・ドラゴン」などが存在します。フィールド魔法「Sin World」がないと破壊されてしまうという特徴を持ちます。

スタッフ

原作：高橋和希
監督：竹下健一
脚本：吉田伸
デュエル構成：彦久保雅博
キャラクターデザイン・モンスターデザイン・総作画監督：加々美高浩
音楽：蓑部雄崇、Wall5 project
アニメーション制作：ぎゃろっぷ

主題歌

「makemagic」歌：jealkb

もう一度検索