13日の金曜日 (2009年の映画)

13日の金曜日 (2009) 解説

『13日の金曜日』（2009年）は、マーカス・ニスペル監督によるアメリカのスラッシャー映画です。本作は、過去のシリーズ作品をリメイクし、新たな恐怖を描き出しています。

製作はプラチナム・デューンズとクリスタル・レイク・エンターテインメント、配給はニュー・ライン・シネマとパラマウント・ピクチャーズが担当しました。

製作の背景

当初、本作はオリジン・ストーリーとして企画されましたが、最終的には初期の4作品をリメイクする形となりました。監督のニスペルは、過去に『テキサス・チェーンソー』（2003年）のリメイクも手掛けています。また、脚本は『フレディVSジェイソン』（2003年）を手掛けたダミアン・シャノンとマーク・スウィフトが担当しています。

ストーリー

1980年、クリスタル・レイクで起きた殺人事件。犯人であるパメラ・ボーヒーズは、生存者によって倒されました。しかし、時が経ち、行方不明の妹を探すクレイ・ミラーがクリスタル・レイクに足を踏み入れます。彼はそこで、休暇を過ごしに来た大学生グループと出会います。その中には、ジェンナという女性もいました。

しかし、クリスタル・レイクには、パメラの息子である殺人鬼ジェイソン・ボーヒーズが潜んでいました。彼は母の復讐を果たすため、クリスタル・レイクに訪れる者たちを次々と殺害していきます。クレイは妹を探しつつ、ジェイソンとの壮絶な戦いに巻き込まれていくことになります。

登場人物

ジェイソン・ボーヒーズ
演：デレク・ミアーズ
本作の殺人鬼。クリスタル・レイクに現れる者を容赦なく殺戮します。
クレイ・ミラー
演：ジャレッド・パダレッキ
行方不明の妹を探すため、クリスタル・レイクにやって来ます。ジェイソンと対峙し、妹を救おうとします。
ジェンナ
演：ダニエル・パナベイカー
クレイと行動を共にする大学生。妹探しに協力しますが、ジェイソンの犠牲となります。
ホイットニー・ミラー
演：アマンダ・リゲッティ
クレイの妹。ジェイソンに監禁されますが、ある理由から殺害されずに生き残ります。
トレント
演：トラヴィス・ヴァン・ウィンクル
ジェンナの彼氏。別荘に友人たちを招き入れたことが、惨劇の始まりとなります。
チューウィ
演：アーロン・ヨー
トレントの友人。お調子者な性格が災いし、ジェイソンの犠牲となります。
ブリー
演：ジュリアナ・ギル
ジェンナの友人。ビデオカメラで撮影中に、ジェイソンに襲われます。
ロレンス
演：アーレン・エスカーペタ
トレントの友人。ジェイソンに斧で襲われ、命を落とします。
ノーラン
演：ライアン・ハンセン
チェルシーの彼氏。ボートを無断使用したことがきっかけで、ジェイソンに殺されます。
チェルシー
演：ウィラ・フォード
ノーランの彼女。水上バイクを楽しんでいたところを、ジェイソンに襲われます。
* パメラ・ボーヒーズ
演：ナナ・ヴィジター
ジェイソンの母。クリスタル・レイクで殺人を犯し、物語の発端となります。

興行収入

本作は1,900万ドルの製作費に対し、9,270万ドルの興行収入を記録しました。これは、『フレディVSジェイソン』に次ぐ、シリーズ2番目のヒット作となりました。

その他

本作のタイアップ企画として、山中湖が期間限定で「クリスタル・レイク」に改名されました。

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