1748年3月18日の海戦

1748年3月18日の海戦：イギリス海軍 vs. スペイン護送船団

1748年3月18日、ジェンキンスの耳の戦争のさなか、イギリス海軍とスペインの護送船団の間で激しい海戦が繰り広げられました。この戦いは、イギリス海軍がスペインの商船を拿捕するという結果に終わりました。

戦いの背景

当時のヨーロッパは、植民地を巡る争いや貿易摩擦など、様々な要因が絡み合い、各国が対立していました。ジェンキンスの耳の戦争も、その様な国際情勢の中で勃発した紛争の一つです。イギリス海軍は、スペインの海上貿易を妨害し、国力を削ぐことを目指していました。

両軍の戦力

イギリス海軍

トマス・コーズ提督が率いる戦列艦6隻で構成されていました。
旗艦：エディンバラ（70門艦）
その他：イーグル（60門艦）、ウィンザー（60門艦）、プリンセス・ルイーザ（60門艦）、インヴァーネス（24門艦）、ゲックス（フリゲート）

スペイン護送船団

9隻の軍艦と17隻の商船で構成されていました。
軍艦：ソベルビオ（74門艦）、レオン（74門艦）、オリエンテ（70門艦）、コロラド（70門艦）、ブリランテ（64門艦）、パストラ（64門艦）、ロザリオ（60門艦）、ハビエル（54門艦）、ガルガ（54門艦）
商船：カディスからベラクルスへ向かう船3隻、カルタヘナへ向かう船2隻を含む計17隻

戦闘の経過

トマス・コーズ率いるイギリス艦隊は、サン・ヴィセンテ岬沖を巡航中、スペインの護送船団を発見しました。コーズは直ちに追撃を命じ、イギリス艦隊は護送船団に追いつき、戦闘が開始されました。イギリス艦隊は、その優れた火力と戦術でスペイン艦隊を圧倒し、数隻の商船を拿捕することに成功しました。

戦いの結果

イギリス海軍は、カディスからベラクルスへ向かう商船3隻と、カルタヘナへ向かう商船2隻を拿捕しました。残りの船は暗闇に紛れて護送船とともに逃げ延びました。この海戦は、イギリス海軍にとって戦略的な勝利となりました。スペインの海上貿易に打撃を与え、戦争の行方に影響を与えることになりました。

参考文献

Allen, Joseph (1852). Battles of the British Navy, Volume 1. Bohn's illustrated library. ASIN B009ZMMQ56
Clowes, William Laird (2003). The Royal Navy: v. 4: A History - From the Earliest Times to 1900. Chatham Publishing. ISBN 978-1861760128
* Winfield, Rif (2007). British Warships in the Age of Sail 1714–1792: Design, Construction, Careers and Fates. Seaforth. ISBN 978-1-84415-700-6

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