1965年のバレーボール

1965年、バレーボール界は重要な転換期を迎えました。この年、いくつかのルール改正、国際大会の初開催、そして国内大会での激戦など、多くの出来事がバレーボールの歴史に刻まれました。

ルール改正

この年、バレーボールのルールに重要な変更が加えられました。ブロックの際のオーバーネットが許容されるようになったのです。このルール改正は、より攻撃的なプレーを促進し、試合展開に大きな影響を与えました。

国際大会

第1回バレーボールワールドカップ男子大会

1965年、ポーランドのウッチで第1回バレーボールワールドカップ男子大会が開催されました。記念すべき第一回大会で初代王者に輝いたのは、ソビエト連邦でした。決勝戦でポーランドを破り、見事金メダルを獲得しました。銀メダルは開催国ポーランド、銅メダルはチェコスロバキアが獲得しました。

国内大会

全日本総合選手権

男子6人制
決勝：中央大学が松下電器を3-1で破り優勝。
女子6人制
決勝：ニチボー貝塚が日立武蔵を3-0で下し優勝。
男子9人制
決勝：シチズン時計が電々中国を2-1で破り優勝。
女子9人制
決勝：電々神戸が朝日生命を2-0で下し優勝。

第14回全日本都市対抗

男子
1位：日本鋼管
2位：松下電器
3位：富士フイルム、八幡製鉄
女子
1位：ニチボー貝塚
2位：日立武蔵
3位：ヤシカ、倉紡倉敷

その他の出来事

映画「おれについてこい!」公開：大松博文の著書を原作とした東宝映画「おれについてこい!」が公開されました。主演はハナ肇が務め、バレーボールをテーマにした作品として注目を集めました。
FIVB加盟国増加：この年、ガボンとシンガポールの2カ国が新たにFIVB（国際バレーボール連盟）に加盟し、バレーボールの世界的な普及が進みました。

誕生

この年は、後のバレーボール界を牽引する多くの選手たちが誕生しました。

1月25日 - 瀬戸山正二
2月25日 - 栗生澤淳一
3月1日 - 杉山明美
3月11日 - 佐藤伊知子
3月22日 - 原秀治
5月15日 - イリーナ・キリロワ
6月22日 - 松田明彦
7月26日 - 廣紀江
7月28日 - 河野克巳
7月29日 - アンドレア・ゾルジ
8月3日 - 大谷佐知子
9月3日 - 中田久美
9月25日 - 宮島恵子
10月1日 - アンドレア・ガルディーニ
10月3日 - 中野照子
12月17日 - 川合庶

死去

この年に亡くなったバレーボール関係者に関する記録は見つかりませんでした。

1965年は、バレーボール界にとって新たな時代の幕開けを告げる、非常に重要な一年であったと言えるでしょう。

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