1981年の宝塚歌劇公演一覧

1981年の宝塚歌劇公演一覧

1981年は宝塚歌劇団にとって多様な演目が上演された年でした。この年の公演は、月組、星組、花組、雪組によって盛り上げられ、それぞれの特色ある作品が観客を魅了しました。

宝塚大劇場での公演

月組では1月1日から2月11日まで、村上信夫による『ジャンピング!』と柴田侑宏脚本・演出の『新・源氏物語』が上演されました。続いて星組は、2月13日から3月24日まで、柴田侑宏が手がけた『小さな花がひらいた』と横澤英雄の『ラ・ビ・アン・ローズ』を披露しました。

花組は3月26日から5月12日まで、植田紳爾の『宝塚春の踊り<花の子供風土記>』、恋をテーマにした『恋天狗』、岡田敬二の作品『ファースト・ラブ』を演じました。

雪組の公演は5月15日から6月23日にかけて、植田紳爾と阿古健が演出した『彷徨のレクイエム』が主役となりました。

再び月組が6月26日から8月11日まで、阿古健の翻案・演出による『白鳥の道を越えて』と酒井澄夫の『ザ・ビッグ・アップル』を上演しました。

星組は8月13日から9月29日まで、植田紳爾の『海鳴りにもののふの詩が』と小原弘稔の『クレッシェンド!』を披露し、注目を集めました。

花組の公演は10月2日から11月10日まで、柴田侑宏の『エストレリータ』と横澤英雄の『ジュエリー・メルヘン』が上演され、観客を夢の世界に引き込みました。

雪組は11月13日から12月20日まで、菅沼潤の『かもめ翔ぶ海』と草野旦の『サン・オリエント・サン』を上演し、大いに盛り上がりました。

東京公演

東京では、雪組が3月4日から30日まで東京宝塚劇場にて、花柳寿楽と酒井澄夫の『花の舞拍子』、柴田侑宏による『青き薔薇の軍神(マルス)』を上演しました。次に、月組は4月3日から4月29日まで、村上信夫の『ジャンピング!』と『新源氏物語』を再演しました。

7月には花組が『友よこの胸に熱き涙を』と『ファースト・ラブ』を、8月には雪組が『彷徨のレクイエム』を上演しました。さらに、10月には再び月組が新宿コマ劇場での公演を行い、『白鳥の道を越えて』と『ザ・ビッグ・アップル』が上演されました。

11月には、星組が東京宝塚劇場で『海鳴りにもののふの詩が』と『クレッシェンド!』、12月には花組が『エストレリータ』と『ジュエリー・メルヘン』を上演しました。

宝塚バウホール公演

宝塚バウホールでは、1月2日から18日まで雪組が『恋の特ダネ』を上演し、続いて花組が同作品を再度上演しました。2月下旬には月組が岡田敬二の『ディーン』を上演し、4月には星組の『Sing, Sing, Sing!』なども話題を呼びました。

また、8月には花組による『YOU・ME（ゆめ）』、9月には雪組の『暁のロンバルディア』がそれぞれ上演されました。

その他の日本公演

1981年中には花組や星組が名古屋、中日劇場や神戸など各地で公演を行い、それぞれの作品が高く評価されました。特に、同年5月には宝塚グランド・フェスティバルが開催され、全国にその名を広めました。

関連項目

宝塚歌劇団による1981年度の主題歌集には、様々な作品の曲が収録されており、ファンにとって貴重な記録となっています。これらすべての公演は宝塚歌劇の歴史を彩り、現在も多くの人々に愛されています。

もう一度検索