2か月くりこし

2か月くりこしとは

NTTドコモグループが提供する「2か月くりこし」は、毎月の契約プランに付与される無料通信料を、最大2か月間繰り越して利用できるサービスです。このサービスは、月によって通信量の利用に変動がある場合に非常に便利です。

概要

多くの携帯電話プランでは、毎月一定の無料通信量が付与されています。この無料通信量を使い切らなかった場合、通常は未使用分が消滅してしまいます。しかし、「2か月くりこし」を利用すれば、余った無料通信量を翌月、さらに翌々月まで繰り越して利用できます。このサービスは、特に無料通信量が余ってしまう月があるユーザーにとって、通信料金の節約に繋がる有効な手段となります。

2か月くりこしの仕組み

NTTドコモの「2か月くりこし」は、基本プランやパケットパックに付随する無料通信料を対象としています。繰り越された無料通信料は、通話料金だけでなく、パケット通信料やプッシュトークの料金にも充当できます。また、ファミリー割引に加入している場合は、繰り越した無料通信量を家族間で分け合うことが可能です。この仕組みにより、家族全体での通信費を効率的に管理できます。

他社との比較

類似のサービスとして、ソフトバンクモバイルの「自動くりこし」やauの「無期限くりこし」があります。ソフトバンクモバイルの「自動くりこし」は、ドコモに先行して2001年2月に開始されました。一方、auの「無期限くりこし」は2006年8月から開始されており、繰り越し期間が無期限である点が特徴です。ドコモの「2か月くりこし」は、これらのサービスと比較して、繰り越し期間が2か月と限られているものの、パケット通信料にも充当できる点や家族間での分け合いが可能な点が強みです。

「わけあえる」の特徴

「2か月くりこし」の最大のセールスポイントの一つが、「わけあえる」機能です。この機能は、ファミリー割引に加入しているユーザーが対象で、以下の条件を満たす場合に適用されます。

1. 繰り越した無料通信料が2か月後にも余っている
2. 同一家族内に、無料通信料を使い切って不足しているユーザーがいる

これらの条件が満たされた場合、余った無料通信料が不足しているユーザーに自動的に分け与えられます。これにより、家族全体で無料通信料を最大限に活用でき、無駄をなくすことができます。

主な特徴

「2か月くりこし」の主な特徴は以下の通りです。

繰り越し期間は2か月間
パケットパックの無料通信量も繰り越し可能
繰り越した無料通信量は、通話料金、パケット料金、プッシュトーク料金に充当可能
2か月繰り越して余った無料通信量は家族で分け合える
自動加入で申し込みは不要

これらの特徴から、「2か月くりこし」は、パケット通信の利用が多いユーザーや、家族で携帯電話を利用しているユーザーにとって、非常にメリットのあるサービスといえるでしょう。

まとめ

NTTドコモの「2か月くりこし」は、無料通信料を効率的に活用するための優れたサービスです。繰り越し期間や分け合いのシステムを理解し、自分の携帯電話の使い方に合わせて上手に活用することで、通信費を節約することが可能です。

関連項目

自動くりこし - ソフトバンクモバイルのサービス
無期限くりこし - auのサービス
家族割引サービス（ファミリー割引）

外部リンク

* 2か月くりこし | 料金・割引 | NTTドコモ

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