2003年の音楽

2003年の音楽

2003年の音楽シーンは、前年に引き続きミリオンセラーが1作のみという状況でしたが、数々のヒット曲が生まれ、音楽業界に新たな動きが見られました。

概要

2003年の音楽シーンを語る上で外せないのは、SMAPの「世界に一つだけの花」の大ヒットです。グループ最大のセールスを記録し、21世紀初のダブルミリオン、後にトリプルミリオンを達成しました。また、2000年に発売された中島みゆきの「地上の星／ヘッドライト・テールライト」が、紅白歌合戦での歌唱をきっかけにチャートを急上昇し、発売から2年半を経てオリコン週間シングルチャートで1位を獲得する快挙を成し遂げました。

詳細

1月
中島みゆきの「地上の星」が、発売から2年6ヶ月にしてオリコン週間シングルチャートで1位を獲得。
2月
ゆずがデビュー以来初の4週連続シングルリリースを敢行。
I WiSHがシングル「明日への扉」でCDデビュー。
3月
SMAPがアルバム収録曲「世界に一つだけの花」をシングルとして発売。
4月
アップルがオンライン音楽配信サービス「iTunes Music Store」を開始。
坂本冬美が病気療養から復帰。
5月
保田圭がモーニング娘。を卒業。
森山直太朗の「さくら」がオリコン週間シングルチャートで1位を獲得。
6月
ORANGE RANGE|ORANGE_RANGEがシングル「キリキリマイ」でメジャーデビュー。
サザンオールスターズがデビュー25周年を迎える。
9月
大塚愛がシングル「桃ノ花ビラ」でデビュー。
10月
THEE MICHELLE GUN ELEPHANTが解散。
12月
平原綾香がデビュー。

洋楽の動向

2003年は、50セントの「イン・ダ・クラブ」やビヨンセ feat. Jay-Zの「クレイジー・イン・ラヴ」、ブリトニー・スピアーズの「Toxic」など、数々のヒット曲が生まれました。アルバムでは、ビヨンセの『デンジャラスリィ・イン・ラヴ』やエミネムの『8 Mile Soundtrack』、リンキン・パークの『メテオラ』などが人気を集めました。

日本の音楽チャート

2003年のオリコン年間シングルチャートでは、SMAPの「世界に一つだけの花」が1位を獲得。福山雅治の「虹／ひまわり／それがすべてさ」、宇多田ヒカルの「COLORS」などが続きました。アルバムチャートでは、CHEMISTRYの『Second to None』が1位、浜崎あゆみの『RAINBOW』、B'zの『The Ballads 〜Love & B'z〜』などが上位にランクインしました。

アルバム

アルバムのミリオンセラーは7作。浜崎あゆみは、スタジオ・アルバムとベスト・アルバムの2作がTOP10入りを果たしました。SMAPは前年発売のアルバムに収録された『世界に一つだけの花』がシングルカットされ大ヒット。
インストゥルメンタルアルバムとしては、女子十二楽坊が初のミリオンセラーを達成しました。HYのインディーズアルバム『Street Story』もミリオンセラーを記録しています。

その他の出来事

サザンオールスターズが3年ぶりに活動を再開し、デビュー25周年を迎えました。また、音楽配信サービス「iTunes Music Store」が開始され、音楽の聴き方にも変化が見られました。

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