2005 FNS歌謡祭

2005年12月7日、フジテレビ系列にて放送された『2005 FNS歌謡祭』は、34回目の放送となる音楽特番でした。これまでの司会者であった楠田枝里子と川端健嗣に代わり、黒木瞳とSMAPの草彅剛が司会を務めました。さらに、9年間司会を務めた川端健嗣が進行役として番組を盛り上げました。黒木瞳の起用は、デビュー25周年を記念して、草彅剛の起用は、彼が多数出演するフジテレビのバラエティ番組や音楽番組との関連性から決定しました。

当日のステージは、草彅剛が所属するSMAPがトップバッターと大トリの両方をつとめ、「BANG! BANG! バカンス!」と「Triangle」を披露したことで幕を開けました。黒木瞳はデビュー25周年を記念して「すみれの花咲く頃」と「運命〜ぐうぜん〜」を歌唱しました。

ゆずが番組に初出演し、都内のスタジオからの生中継でパフォーマンスを披露しました。番組前半では、近藤真彦が「スニーカーぶる～す」「愚か者」「ミッドナイト・シャッフル」の3曲のメドレーを披露しました。これらの曲は、草彅剛がメイン出演する『SMAP×SMAP』の音楽コーナー「S-Live」では演奏されていなかった、貴重な選曲でした。近藤真彦は番組終盤には新曲「挑戦者」も披露しました。

同様に番組前半では、郷ひろみが新曲「君が泣ける場所になる」を含む、「男の子女の子」「2億4千万の瞳」「GOLDFINGER '99」の4曲のメドレーを披露しました。

今大会の大きな特徴として、中島美嘉と綾戸智恵による「AMAZING GRACE」、鈴木雅之、桑野信義、ゴスペラーズによる「ランナウェイ」など、他の番組やライブでは見られないアーティスト同士のコラボレーションが多数実現しました。このコラボレーションが、番組の大きな構成要素の一つとなっていました。

ジャニーズ事務所からは、近藤真彦、SMAP、TOKIO、KinKi Kids、V6、嵐の6組が華やかなステージを飾りました。

番組の司会は黒木瞳と草彅剛、進行役は川端健嗣が務めました。出演アーティストは多数参加し、その中には、NHK紅白歌合戦にも出場したアーティストも含まれていました。共演アーティストとして、綾戸智恵（中島美嘉と共演）、桑野信義（鈴木雅之、ゴスペラーズと共演）、溝口肇（一青窈と共演）などが参加し、番組を盛り上げました。

音楽演奏は武部聡志音楽団が担当しました。番組全体の制作はフジテレビバラエティ制作センターの音組が担当し、フジテレビが制作著作権を保有しています。スタッフは港浩一、水口昌彦（制作）、山内浩嗣（構成）、武部聡志（音楽・編曲）など、多くのベテランスタッフが参加し、質の高い番組制作に貢献しました。番組公式サイトでも詳細な情報が確認できます。

この『2005 FNS歌謡祭』は、豪華な出演者、多彩なコラボレーション、そしてSMAPの活躍など、多くの見どころが詰まった、記憶に残る音楽特番となりました。

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