2006 ワールド・ベースボール・クラシック 中華人民共和国代表

2006 ワールド・ベースボール・クラシック 中国代表

2006年に開催された第1回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）に出場した、中国代表チームに関する記録です。

大会前の強化策

2008年の北京オリンピック開催を控え、中国野球の強化は急務でした。そのため、2002年にはプロリーグが発足し、ジム・ラフィーバー氏を監督に招聘するなど、様々な強化策が講じられました。アジアシリーズへの出場も、その一環でした。

大会の結果

しかし、WBCでは日本、韓国、チャイニーズタイペイといった強豪との実力差は大きく、3試合すべてで2桁失点という大敗を喫し、残念ながら第1ラウンドで敗退となりました。

最終成績：第1ラウンド敗退（0勝3敗）

第1ラウンドの詳細

POOL Aにおいて、中国代表は0勝3敗で最下位となり、敗退が決定しました。各試合の結果は以下の通りです。

3月3日：日本戦（東京ドーム）

試合時間：3時間4分
観客数：15,869人
勝：上原浩治（1勝）
セーブ：清水直行（1S）
敗：趙全勝（1敗）
本塁打：西岡剛（日本、3ラン）、福留孝介（日本、ソロ）、多村仁（日本、2ラン）、王偉（中国、2ラン）

4回に一時同点に追いつくも、直後の5回に2者連続本塁打を浴びるなど、その後は日本の猛攻を止めることができませんでした。8回コールドで18-2と大敗し、WBC初戦を黒星で終えました。

3月4日：韓国戦（東京ドーム）

試合時間：2時間32分
観客数：3,925人
勝：孫敏漢（1勝）
敗：陳坤（1敗）
本塁打：李承燁（韓国、2ラン、ソロ）、楊碩（中国、ソロ）

李承燁選手に2本塁打を含む4安打5打点と打ち込まれるなど、韓国打線を止めることができず、18安打10失点を喫しました。中国は前日の日本戦に続き、0-10と大敗を喫しました。

3月5日：チャイニーズタイペイ戦（東京ドーム）

試合時間：2時間32分
観客数：3,925人
勝：潘威倫（1勝）
敗：王楠（1敗）
本塁打：陳鏞基（チャイニーズタイペイ、満塁）

既に両チームとも敗退が決まっている状況での対戦となりました。中国は3回に先制を許すと、4回には満塁本塁打を浴びるなど、守備の乱れも重なり、1-12と大差で敗れました。

関連項目

野球中華人民共和国代表
* 2006 ワールド・ベースボール・クラシック

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