2008 FNS歌謡祭

2008 FNS歌謡祭の詳細

2008年12月3日、フジテレビ系列で放送された『2008 FNS歌謡祭』は、通算37回目を迎えた伝統ある音楽イベントです。この特別な夜は、19:00から23:18（JST）までの生放送で行われ、視聴者に素晴らしい音楽のひとときを提供しました。なお、テレビ大分では、放送が12月31日0:54から始まったことも特筆すべき点です。

司会者とその背景

前回まで3年連続で司会を担当していたSMAPの草彅剛が、同日に札幌ドームでのコンサートに出演するため不在となり、黒木瞳が単独司会を務めることになりました。この出来事は番組史上初の試みであり、黒木の活躍が注目を集めました。その間、草彅はSMAPメンバーとして中継出演しました。

演奏と出演アーティスト

また、演歌・歌謡曲のアーティストは7年ぶりの出演となり、唯一の参加者はジェロでした。ステージでは、SMAPが「Still U」で幕開けし、最後には「この瞬間、きっと夢じゃない」を披露しました。

特に注目されたのは、この年がフジテレビの開局50周年、そして『FNS歌謡祭』の35周年であることを祝い、過去の音楽番組からの貴重な映像が放送されたことです。『夜のヒットスタジオ』や『MUSIC FAIR』など、名だたる音楽番組からの秘蔵映像が流れ、視聴者はノスタルジーを感じることができました。加えて、翌日放送された『とくダネ!』の司会を務める小倉智昭が、会場に登場した際の様子も取り上げられました。小倉はこの体験を翌日、熱く語りました。

初出演のユニットたち

番組の前半では、バラエティ[[番組]]『クイズ!ヘキサゴンII』から生まれた音楽ユニット・アラジンが初出演しました。彼らは「弱虫サンタ」「陽は、また昇る」「羞恥心」の3曲を集めた「ヘキサゴンメドレー」を披露しました。プロデューサーであるカシアス島田がVTR出演し、彼の手がけたユニット「羞恥心」の活動が、来年の3時間スペシャルをもって終了することも発表されました。

後半では、『とんねるずのみなさんのおかげでした』から誕生した「矢島美容室」が登場し、「ニホンノミカタ -ネバダカラキマシタ-」を披露しましたが、パフォーマンス中にメンバーのマイクが倒れてしまうというハプニングが発生しました。しかし、彼らが口パクではなく生歌であることが証明され、会場は笑いに包まれました。

ジャニーズ事務所からは、SMAP、TOKIO、KinKi Kids、V6、嵐、NEWS、Hey! Say! JUMP|Hey!_Say!_JUMPが参加し、観客を楽しませました。

スタッフと演出

この『FNS歌謡祭』は多くのスタッフによるサポートで成り立っています。制作には港浩一や水口昌彦が関わり、音楽は武部聡志が担当しました。また、美術や照明、音響効果にも多くの専門家が携わり、豪華なステージを実現しました。

この年のFNS歌謡祭は多彩なアーティストの出演、特別な演出、そして初めての単独司会など、記憶に残る夜となりました。音楽とバラエティが融合したこのイベントは、参加者にも視聴者にも強い印象を残すことになったのです。

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